発表! 2021年日本の10大ニュース

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集計結果一覧(トップ10)

【1位】大谷メジャーMVP

今季46号となる先頭打者本塁打を放ち、笑顔でベースを回る大谷(10月3日)
今季46号となる先頭打者本塁打を放ち、笑顔でベースを回る大谷(10月3日)

 米大リーグの今季最優秀選手(MVP)が11月18日、発表され、投打の「二刀流」で歴史的な活躍を見せたエンゼルスの大谷翔平がア・リーグで初受賞を果たした。投票権を持つ記者30人全員が1位票を投じる「満票」での選出で、日本人の受賞は2001年のイチロー以来20年ぶり2人目だった。

 大谷は投手としてチームトップの9勝、打者として46本塁打を記録し、「野球の神様」と呼ばれたベーブ・ルース以来、103年ぶりとなる「2桁勝利、2桁本塁打」にあと一歩まで迫った。最終的に2本差で逃したものの、本塁打王のタイトルを最後まで争い、リーグ5位の26盗塁を記録するなど走塁でも輝きを見せた。

 7月のオールスター戦には、史上初めて投打で先発出場。前日のホームラン競争にも日本人として初出場し、アーチを連発した。

 MVP以外にも、選手が選ぶ年間最優秀選手などを受賞。米誌タイムによる「世界で最も影響力がある100人」にも選ばれた。その活躍から、日本政府は国民栄誉賞の授与を打診したものの、大谷は「まだ早い」と辞退した。

    ◇

 読売新聞社が1947年から毎年行っている10大ニュースの読者投票で、野球選手のニュースがトップになったのは77年の「王選手、世界新756号」に次いで44年ぶり2度目。投票では高齢層を中心に高い支持を集めた。

【2位】東京五輪 最多58メダル

柔道男子73キロ級決勝、ジョージアのラシャ・シャフダトゥアシビリ(左)を破り、金メダルを獲得した大野将平(7月26日)
柔道男子73キロ級決勝、ジョージアのラシャ・シャフダトゥアシビリ(左)を破り、金メダルを獲得した大野将平(7月26日)

 第32回夏季五輪東京大会が、コロナ禍を理由とした史上初の1年延期を経て、7月23日に開幕した。205か国・地域と難民選手団から選手約1万1000人が参加。8月8日まで17日間の会期中、毎日の検査や外出自粛などの感染対策に取り組みながら、史上最多の33競技339種目に臨んだ。

 1964年東京大会以来、2度目となる国内での夏季五輪に、日本選手は過去最多の583人が参加した。獲得した金メダル27個、そのうち女子種目は14個でいずれも歴代最多。銀14個と銅17個を加えた総数58個も、夏冬を通じて日本の最多記録となった。

 お家芸である柔道は史上最多の金9個を含む12個、レスリングは金5個を含む7個をそれぞれ獲得。体操は橋本大輝が二つの金。競泳の大橋悠依は夏季の日本女子史上初の同一大会2冠を達成した。

 卓球新種目の混合ダブルスで水谷 (じゅん) 、伊藤 美誠(みま) 組が卓球王国・中国を破って優勝。追加種目として3大会ぶりに実施された野球は決勝で米国を破り、正式競技として初の金に輝いた。

 新競技のスケートボードは金3個を含む計5個と躍進。13歳の西矢 (もみじ) が日本選手史上最年少の金を手にした。

【3位】コロナワクチン接種

東京都の大規模接種会場で始まったワクチン接種(6月8日)
東京都の大規模接種会場で始まったワクチン接種(6月8日)

 新型コロナウイルスのワクチン接種が2月17日、スタートした。感染予防や重症化・死亡リスクを低減する効果を持つワクチンの接種は、菅内閣が「感染対策の決め手」と位置づけたもので、河野行政・規制改革相が新設の担当閣僚に起用された。

 接種には、主に米ファイザー社と米モデルナ社のワクチンが使われた。まず、医療従事者が対象となり、その後、高齢者や基礎疾患がある人などへの優先接種、64歳以下の一般向け接種など対象は順次拡大した。

 病院や診療所による個別接種、各自治体が設けた会場での集団接種、企業などの職域接種、自衛隊が運営する大規模接種など多くの接種ルートが作られた。

 ワクチンを保管する冷凍庫の不備などで廃棄するケースが相次いだほか、予約を巡る混乱もあったが、すでに国民の8割近くが2回目の接種を終えた。「感染第6波」への警戒が強まる中、12月1日からは3回目となる追加接種も始まった。

 政府は、飲食店やイベントでワクチン接種証明などによる「ワクチン・検査パッケージ」を活用した行動制限緩和の方針を打ち出しており、経済回復への期待も高まっている。

【4位】眞子さま 小室圭さん 結婚

結婚の記者会見をする眞子さまと小室圭さん(10月26日)
結婚の記者会見をする眞子さまと小室圭さん(10月26日)

 秋篠宮家の長女眞子さまが10月26日、大学時代の同級生・小室圭さんと結婚して皇室を離れ、民間人の「小室眞子さん」となった。

 2人は2017年に婚約が内定したが、その後、小室家の金銭トラブルが表面化。18年に結婚が延期されていた。結婚に批判的な国民感情が残っていることを考慮して、関連儀式は行わず、国から支給される一時金も初めて辞退するという異例の形での門出となった。

 夫妻は結婚後、文書を読み上げる形式で記者会見した。眞子さんは、圭さんを「かけがえのない存在」とし、「結婚は自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択でした」と語った。夫妻は11月、米ニューヨークに拠点を移し、新生活を始めた。

 皇族女子の結婚は戦後9人目。皇室の構成は、天皇陛下と上皇さま、皇族方の計17人となった。政府は、安定的な皇位継承策などを検討している。

【5位】熱海で土石流

所在不明者の捜索が行われる土石流現場(7月8日、静岡県熱海市で、本社ヘリから)
所在不明者の捜索が行われる土石流現場(7月8日、静岡県熱海市で、本社ヘリから)

 静岡県熱海市 伊豆山(いずさん) 地区の 逢初(あいぞめ) 川上流で7月3日午前10時半頃、大規模な土石流が発生し、川沿いに立ち並ぶ多数の住宅や住民らが流された。26人が死亡、1人が行方不明となり、建物被害は住宅など約130棟に上った。

 崩落の起点付近では、県の基準を大幅に超える量の盛り土が造成されており、この土砂の流出が被害を甚大化させた可能性が浮上。県警は10月に盛り土の造成業者や土地所有者の関係先を業務上過失致死などの容疑で捜索し、12月には遺族が提出した殺人容疑の告訴状を受理した。

 県と市は2011年に、業者に対して安全対策を求める命令を出すことで合意しながら、業者が防災工事を始めたことなどを理由に命令を見送っていた。その後、工事は進まず、危険性を認識しながら被害を防げなかった行政の責任を問う声も出ている。

【6位】変異株が猛威

 新型コロナは変異を繰り返し、国内でも猛威をふるった。中でも感染力の強い「デルタ株」が流行した今夏の「第5波」では、全国各地で1日当たりの新規感染者数が連日、過去最多を更新。病床不足から入院できない感染者が相次いだ。国内の感染者数は9月に計150万人を突破。累計死者数は10月に1万8000人を超えた。今冬には新変異株「オミクロン株」も確認され、政府は「第6波」への警戒を強めている。

【7位】自民総裁に岸田氏 首相就任

 退陣を表明した菅首相の後継を決める自民党総裁選が9月29日、投開票され、前政調会長の岸田文雄氏が、行政・規制改革相の河野太郎氏ら3人を破り、第27代総裁に選ばれた。「聞く力」を前面に打ち出した岸田氏は、1回目の投票でトップに立ったのに続き、河野氏との決選投票も制した。

 10月4日の国会で第100代首相に指名され、岸田内閣を発足させた後、14日に衆院解散を決定。「新しい資本主義」を掲げて臨んだ31日の衆院選で、自民党は単独過半数を超える261議席を獲得して勝利し、岸田氏は11月10日に第2次内閣を発足させた。

【8位】藤井新竜王、最年少四冠

 将棋界の最高棋戦、竜王戦七番勝負で、藤井聡太三冠(王位、叡王、棋聖)が11月13日、豊島将之竜王にシリーズ4連勝し、竜王を初めて獲得した。19歳3か月での四冠達成は、羽生善治九段の記録(22歳9か月)を更新し、史上最年少となった。歴代1位の29連勝や最年少でのタイトル奪取など、これまでに打ち立てた数々の記録に続き、八大タイトルの半数を手にしたことで、「藤井1強」時代の幕開けを感じさせた。

【9位】ゴルフ松山 マスターズV

 男子ゴルフの松山英樹が4月11日、米マスターズ・トーナメントで初優勝を飾った。日本男子のメジャー大会制覇は史上初。マスターズ10度目の挑戦で悲願を達成し、優勝者に贈られる「グリーンジャケット」に、アジア勢として初めて袖を通した。記者会見で念願のメジャー制覇について、「日本人にはできないんじゃないかというのがあったと思うが、僕が覆した」と述べた。

【10位】東京五輪「原則無観客」に

 新型コロナ感染対策のため、東京五輪の競技の多くが無観客となった。東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は、7月8~10日に東京など6都道県で開催される競技をそれぞれ無観客で開催すると発表。チケットを入手した人々からは落胆の声があがった。組織委では森喜朗会長が2月に女性 蔑視(べっし) と受け取れる発言をして辞任。開会式直前に楽曲制作者や演出担当者が過去の言動を問題視されて辞任や解任に追い込まれるなど混乱が続いた。

【番外】大阪ビル放火 20人超が犠牲

 大阪市北区の雑居ビルに入る心療内科クリニックで12月17日、男が火をつけ、約25平方メートルを焼いた。男を含む患者ら男女27人が心肺停止状態で救急搬送され、24日午後5時現在で、うち25人の死亡が確認された。大阪府警は、事件に関与した男を、クリニックに通院歴がある住所・職業不詳、谷本盛雄容疑者と特定。防犯カメラの映像などから、ガソリンをまいて火をつけた谷本容疑者が、患者らを閉じ込め、一酸化炭素(CO)中毒による大量殺人を図ったとみている。

1~30位ニュース一覧

 (数字は得票数。カッコ内は有効投票に占める割合)

《1》 大谷翔平、メジャーMVPに 22,722(81.9%)

《2》 東京五輪、日本は史上最多58メダル 19,218(69.3%)

《3》 新型コロナワクチン接種開始 18,966(68.4%)

《4》 眞子さま、小室圭さん結婚 18,340(66.1%)

《5》 静岡・熱海で土石流、死者・行方不明者27人 15,605(56.3%)

《6》 新型コロナ、変異株が猛威 15,140(54.6%)

《7》 自民党総裁に岸田氏、首相に就任 14,259(51.4%)

《8》 将棋・藤井聡太さんが新竜王、最年少四冠に 13,872(50.0%)

《9》 ゴルフの松山英樹がマスターズ優勝 12,017(43.3%)

《10》 東京五輪「原則無観客」決定。直前まで混乱続く 8,009(28.9%)

《11》 真鍋淑郎氏にノーベル物理学賞 7,639(27.5%)

《12》 電車内で無差別刺傷事件相次ぐ 7,078(25.5%)

《13》 ヤクルト20年ぶり日本一 6,818(24.6%)

《14》 東京パラ、日本は史上2番目51メダル 6,754(24.4%)

《15》 菅首相が退陣表明 6,457(23.3%)

《16》 「オミクロン株」対策で政府が外国人の新規入国停止 6,214(22.4%)

《17》 新型コロナ感染者減少、緊急事態宣言や重点措置が半年ぶり全面解除 5,581(20.1%)

《18》 大坂なおみテニス全豪V 5,044(18.2%)

《19》 横綱白鵬が引退 4,583(16.5%)

《20》 衆院選で自民単独過半数 4,396(15.9%)

《21》 春夏甲子園、2年ぶり開催 3,860(13.9%)

《22》 千葉・八街で児童の列にトラック、下校中の5人死傷 3,826(13.8%)

《23》 作家の瀬戸内寂聴さん死去 3,166(11.4%)

《24》 河井克行元法相、買収事件で実刑判決 2,745(9.9%)

《25》 日大理事長、脱税容疑で逮捕 2,690(9.7%)

《26》 沖縄に軽石大量漂着、政府が対策会議 2,684(9.7%)

《27》 中3男子、同学年の生徒に刺され死亡 2,609(9.4%)

《28》 「奄美・沖縄」「北海道・北東北」が世界遺産に 2,492(9.0%)

《29》 福島第一「処理水」の海洋放出決定 2,382(8.6%)

《30》 ゴルフ全米女子OPで笹生優花が優勝 2,131(7.7%)

過去5年トップ3

■2020年

〈1〉新型コロナ感染拡大、緊急事態宣言発令

〈2〉東京五輪・パラリンピックが延期に

〈3〉菅首相誕生、新内閣が発足

■2019年

〈1〉天皇陛下が即位。「令和」に改元

〈2〉ラグビーW杯日本大会開幕、日本8強

〈3〉京都アニメーション放火、36人死亡

■2018年

〈1〉平昌五輪で日本は冬季最多13メダル。フィギュア・羽生結弦は連覇

〈2〉西日本豪雨、死者220人超

〈3〉日大アメフト部選手が危険タックル。スポーツ界で不祥事相次ぐ

■2017年

〈1〉14歳棋士、藤井四段が29連勝の新記録

〈2〉天皇退位特例法が成立。19年4月末退位、5月改元へ

〈3〉横綱日馬富士が暴行問題で引退

■2016年

〈1〉熊本地震、死者50人

〈2〉東京都知事に小池百合子氏。築地市場の豊洲移転延期、五輪施設計画見直し

〈3〉リオ五輪、史上最多のメダル41個

全て的中14通

 2021年の「日本10大ニュース」には12月4~20日の募集期間に2万9866通の応募があり、うち有効は2万7731通でした。今回から始めた読売新聞オンラインの「よみぽランド」からの応募は1万7195通に上り、有効投票の62%を占めました。全項目的中は14通で、14人に賞金を贈ります。また、9項目的中者の中から抽選した100人に記念品を贈ります。

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