普通の主婦だった私がギャンブル依存症になったワケ

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

夫の新たな借金が発覚

(画像はイメージ)
(画像はイメージ)

 私たち夫婦は、ギャンブル依存症から回復しました。しかし、なぜ、10年も悪戦苦闘をしていたのに、変化が訪れたのでしょう?

 それはひとえに、お金が底をつき、借金を返していくのに、精根を使い果たしたからです。夫のギャンブルによる借金が新たに発覚したのは、2004年1月27日のことでした。

 私たちは、1994年に知り合い、98年に結婚しました。デートはもっぱら、マージャン、競艇、競輪、競馬……、そして海外のカジノにも。

 結婚してからもギャンブルを続け、借金を繰り返しました。それまでの蓄えはもちろん、積み立ててきた生命保険も解約しました。ブランド品をすべて売り払い、さらに、仕事をかけもち、ダブルワーク、トリプルワークで、なんとか家計のやりくりをしてきました。

 けれど、2000年、01年に続けて子宝に恵まれ、私は、仕事と子育ての両立というめまぐるしい日々で、ギャンブルどころではなくなっていました。この頃には、当然、夫もギャンブルをやめたと思いこんでいました。

 だから、夫の新たな借金はまさに青天の霹靂(へきれき)でした。若い頃ならいざ知らず、乳飲み子を2人も抱え、トリプルワークなんてできっこありません。「私たち家族はどうなってしまうのだろう」。奈落の底に突き落とされた気がしました。

 今思えば、この「底つき体験」こそが、私たちのターニングポイント、回復への方向転換だったのです。

だれか聞いて、助けて!

 夫の借金を知った私は、倒れそうになりました。

 このときになって初めて、恥も外聞もなく、「誰かに聞いてほしい! 助けてほしい!」と思ったのです。

 そして、ネットを検索しました。

 当時はまだ少なかったギャンブル依存症の情報を得て、専門のクリニックを受診しました。そこで、「ギャンブル依存症(病的賭博)」の診断を受けました。そして、回復を目指す自助グループにつながることができました。

 「一人でやめ続けることはできない病気。自助グループに行って、同じ病気から回復した人と支え合ってやめていくのです」

 これまでのギャンブル人生を思い返しながら、医師の説明を聞き、妙に納得していました。

【あわせて読みたい】
「巨大カジノ」で日本経済は本当に良くなるのか?
ケチくさい?お金持ちになれるたった2つの習慣
「貯金2700万円」でも危ない…「老後破産」の現実

1

2

3

4

5

6

7

無断転載禁止
432668 0 深読み 2017/02/22 02:22:00 2017/02/22 02:22:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20170220-OYT8I50076-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み_東京2020オリンピックパラリンピックキャンペーン

アクセスランキング

 


東京オリンピックパラリンピックオフィシャル新聞パートナー

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
The Japan News
発言小町
OTEKOMACHI
ささっとー
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
YOMIURI BRAND STUDIO
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
挑むKANSAI
読売新聞社からのお知らせ