普通の主婦だった私がギャンブル依存症になったワケ

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今日一日はやめよう!

(画像はイメージ)
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 ギャンブルへの強迫観念や欲求は、いつ、どんな時にムクムクと湧き上がってくるか分かりません。

 パチンコ店の前を通りかかったときかもしれませんし、競馬のテレビCMを目にしたときかもしれません。あるいは、仕事ですごく嫌なことがあって、ストレスを解消したい時かもしれません。

 ふっとギャンブルのことが頭の中に忍び込んだ時、最初は、数時間単位で強迫観念と闘わねばならないのです。これは、1人ではどうにもなりません。

 夫のギャンブル依存症が再発したことで、私は強いストレスを受けていました。子育てという環境的要因で一時的に治まっていた私のギャンブル依存症状は、買い物依存症に形を変えて表れました。

 強迫観念に苦しみ、毎日、泣きながら自助グループの仲間に電話をかけました。 

 「なんとか、今日一日はやめようよ」

 仲間からそう励まされ、買い物もギャンブルもせず、日々をやり過ごしたのです。すると段々と強迫観念も弱まり、ギャンブルや買い物以外にも興味や関心が向けられるようになりました。

 回復するのに4年かかりました。そこから現在まで9年間、再発せずに過ごしています。

回復へ導く水先案内人

 私たち夫婦は、金銭的な破綻による底つき体験が、回復への足がかりとなりました。

 ギャンブラーの家族は、当事者の金銭的な問題に手を差し伸べ、身軽な状態にしてあげてはいけません。大抵の場合、家族は、愛する人を救いたいと借金の肩代わりをしてしまいます。

 「これに懲りて、もうギャンブルはやめてくれるだろう」

 そんな希望的観測は、残念ながら、ほとんどが裏切られることになります。借金がなくなっても、病気の症状はなくなりません。脳内の強迫観念はずっと抱えたままなのです。

 ギャンブル依存症から回復するには、「もう無理だ。自分一人ではどうにもならない」と助けを求める必要性を当事者が認めることが大事です。金も精根もつきた、という「底つき体験」がきっかけになるのです。

 そして、サポーター役には同じ病気に苦しんだ経験のある人が適任です。

 ギャンブル依存症の治療には、行動パターンや考え方の修正を試みる「行動療法」と呼ばれるものがあります。つまり、ギャンブルに戻らない行動を積み重ねていくことで、依存症から回復していくプロセスです。それには水先案内人が不可欠なのです。

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