ミスドにセブンも…ドーナツ市場「不振の輪」

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「SNS映え」のする商品の開発を

SNS映えのする商品を打ち出せるか(写真はイメージ)
SNS映えのする商品を打ち出せるか(写真はイメージ)

 ダスキンは、ミスドの業績が低迷する中で、何も手を打っていないわけではない。昨年11月には、ドーナツの価格を10~30円下げたり、今年2月には、健康志向の消費者を意識して、従来商品より脂質を抑えた「オイルカットドーナツ」を発売したりしている。

 だが今、ミスドがやるべきは、店舗数が圧倒的に多く、業態も異なるコンビニを競争相手として考えて、商品開発や価格設定をすることではない。むしろスイーツ店を意識しながら、商品開発やプロモーションを進化させるべきだろう。

 その際にカギとなるのは「SNS映え」である。今や老若男女問わず、食事の写真をスマホで撮影し、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)にアップすることが当たり前になっている。特に若い女性はインスタグラム(画像共有サービス)を使う比率が高く、インスタに映える食事は「インスタ飯」とも言われるほどだ。彼女たちは、味や価格以上に、こうした「SNS映え」を意識して店やメニューを決めることも多い。この傾向はしばらく続くだろう。

 若い女性層やファミリー層がメーンユーザーであるミスドは、「味」や「価格」の戦略もさることながら、SNS受けする「ビジュアル」を持った商品を開発すべきだろう。そもそもドーナツは、ケーキなどに比べて基本的に見た目が地味である。ミスドのドーナツの価格はどれも100円台だが、かりに300円になったとしても、SNS映えするビジュアルであれば、満足して購入してくれる顧客は多いはずだ。コンビニドーナツとも、スイーツ店の商品とも差別化が図れる。再びおみやげとして購入する客も増加するだろう。

 現状は残念ながら、そうした思い切った取り組みは見られない。だが、低価格で手軽に食べられるドーナツの市場はまだ成長の余地はある。不振の流れを断ち切る新たな戦略に期待したい。

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プロフィル
新井 庸志(あらい・やすし)
 大手広告会社にて国際的エレクトロニクス企業の日本・アジアパシフィックの総合ディレクター等を経験後、外資系企業の広報関連コンサルティング事業のマネジャーに就任。2007年にコンサルタント会社「株式会社ホワイトナイト」を起業し、大企業、中小企業、外資系企業からベンチャー企業まで、経営、マーケティング戦略、PRなどの面において経営者へのコンサルティングを提供している。

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432140 0 深読み 2017/03/16 13:30:00 2017/03/16 13:30:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20170315-OYT8I50082-T.jpg?type=thumbnail

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