実は、交通事故より多い家庭内の死亡事故

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性能が向上する裏で発生する事故

(画像はイメージ)
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 千葉県内に住むFさんには、歩き出して間もない1歳になった女の子がいます。

 ある時、廊下にいたFさんがリビングのドアを開けた時に、ちょうどそこに立っていた女の子の足の先がドアと床の1センチ程度の隙間に挟まってしまいました。

 足の爪が変色する大けがです。もしドアを開ける勢いがもう少し強かったら、爪がはがれていたかもしれません。

 このドアと床の間にある隙間は「アンダーカット」と呼ばれています。2003年に施行された改正建築基準法で住宅に義務付けられた24時間換気システムのために必要となったもので、家の中の空気を循環させるために設けられています。

 このように、住まいの環境をより良くするために新たにできた決まりによって、昔では考えられない新しいタイプ事故が発生することもあります。親の世代は経験していないわけですから、事故を予測することはなかなか難しいと思います。

デザイン重視の階段に潜むリスク

 階段も危険な場所の一つです。40代の主婦のGさんは、6歳の子どもと一緒に栃木県の祖父母の家に遊びに来ていました。子どもが階段を上っているときにつまずいて前歯をぶつけ、歯が抜けてしまいました。ちょうど乳歯が生え変わる時期でグラグラしていた歯だったからまだ良かったものの、大きな衝撃で子どもは大泣きしてしまいました。

 この祖父母の家の階段には手すりがついていませんでした。その理由として、住宅の階段の手すりの設置については建築基準法で定められていないことがあります。「狭いから」「デザインを優先して」などという理由で階段に手すりを設置しない家は、実はとても多いのです。

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