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「感情労働」を知る

もし、あなたが、来月から頭脳労働者(もしくは、肉体労働者)として、働くことになったらどうするでしょう?
仕事をしっかりこなすため、業務に必要な知識や技能を身につけたり、必要な資格の勉強をしたりするのではないでしょうか。仕事に合った道具や服装をそろえる人もいるでしょう。いざ、仕事が始まれば、疲れた体や頭を休めるために、マッサージを受けたり息抜きをしたりするのではないでしょうか。
では、感情労働についてはどうでしょう。
感情労働者であるにもかかわらず、その言葉すら知らなければ、ストレスへの事前の備えができていないことになります。
感情労働は、「感情のコントロール」という、意識的かつ持続的な労力が求められます。普段の生活では、怒りっぽい人でも仕事中は笑顔を振りまかなければいけないかもしれません。
いま一度、自分自身の仕事を振り返り、その中に感情労働の要素がどのくらいあるのか確認してみましょう。ストレス・マネジメントの大きな一歩になると思います。
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プロフィル
関谷 大輝(
せきや・だいき
)
1977年、埼玉県生まれ。東京成徳大学応用心理学部准教授。社会福祉士、精神保健福祉士。早稲田大学第二文学部卒業後、横浜市役所(社会福祉職)に入庁し、福祉事務所および児童相談所でケースワーカーとして勤務。公務員としての仕事の傍ら、筑波大学大学院修士課程教育研究科カウンセリング専攻、同大学院人間総合科学研究科生涯発達科学専攻博士後期課程を修了。著書に、「あなたの仕事、感情労働ですよね?」(花伝社)。



