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「円」も維持し、二重通貨制に

減価マネーは、効率的な運用がしやすい「電子マネー」に(イラストはイメージ)
減価マネーは、効率的な運用がしやすい「電子マネー」に(イラストはイメージ)

 一定の期間が経過するたびに通貨の価値を減じるには、リアルな貨幣や紙幣でなく、電子マネーにした方が効率的な運用がしやすいだろう。減価マネーは、日本を「一つの地域」に見立てた地域通貨の一種であり、海外との取引には利用できない。従って、減価マネーを導入しても、「円」を維持する必要があり、我が国は、二重通貨制の国になる。

 日本銀行と政府のどちらが減価マネーを発行するのか、円との交換をどうするのかなど、導入には検討すべき事項は多々ある。何より、高齢者に限定した生活保障の仕組みである年金制度から、減価マネーによるすべての世代を対象とするベーシックインカムに移行することは、高齢者にとってはサービスの低下を意味するから、高齢者側の反発が予想される。しかし、今日の閉塞状況を突破するには、このくらい新しい発想が必要ではないか。

 変革には痛みが伴う。デメリットがまったくない選択肢は、残念ながら見当たらない。しかし、それでも私たちは英知を寄せ集めて、できるだけより良い道を選びたい。そのことが「高齢先進国・日本」の後を追う他の先進国の模範にもなるのではないかと考える。

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プロフィル
奥村 隆一( おくむら・りゅういち
 三菱総合研究所主任研究員。早稲田大学大学院理工学研究科建設工学専攻、修士課程修了。1994年4月、三菱総合研究所入社。一級建築士。東京都市大学講師(非常勤)、サイバー大学准教授(非常勤)。プラチナ社会センターに所属し、少子高齢問題、雇用・労働問題、地方自治政策に関わる研究を行う。著書に『仕事が速い人は図で考える』(KADOKAWA)、『考えをまとめる・伝える図解の技術』(日本経済新聞出版社)、『図解 人口減少経済早わかり』(中経出版)、『考えを整理する技術・伝える方法』(PHP研究所)、『今の「日本」が続かない理由』(電子出版)などがある。

『今の「日本」が続かない理由』(電子出版)
『今の「日本」が続かない理由』(電子出版)

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431412 0 深読み 2017/04/26 13:00:00 2017/04/26 13:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20170426-OYT8I50006-T.jpg?type=thumbnail

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