大人気「うんこ」だらけの漢字ドリル誕生秘話

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笑いながら勉強をする

イラストを担当したデザイナーの小寺練さん。「うんこ先生」に似ている?!(高梨義之撮影)
イラストを担当したデザイナーの小寺練さん。「うんこ先生」に似ている?!(高梨義之撮影)

 先日、ドリルを使ったという小学生と話す機会がありました。

 「楽しくて、1日で全部やっちゃったよ」

 「漢字のテストでいつもよりスラスラできた」

 小学生から直接そんな声を聞いて、思わず、ぐっとなりました。

 「うんこ」と言うと、どうしても「ふざけている」とか、「不謹慎だ」と思われかねません。もし、中途半端なものをつくっていたら、そういう批判がもっとあったかもしれません。

 でも、子どもたちは実際にこれで勉強をしてくれています。学力に結びつけることもできているはずです。

 女の子や保護者の反応も気になるところでしたが、「娘がゲラゲラ笑いながらやっている」とか、「子どもが自主的にドリルを開くのを初めて見た」といった声も寄せられます。

次の「うんこドリル」は何か?

 実際、「算数ドリルを出してほしい」「中学生向けのドリルもつくって」などの要望もあります。

 だから、算数の例題も考えてみました。

 3個のうんこと5個のうんこを足したら、うんこはいくつでしょう?

 これで、果たしておもしろいのかなって首をひねってしまいます。あるいは、中学生や高校生って、そもそもドリルを使うのだろうかという疑問もあります。「うんこ」をずっと使い続けたいわけでもありません。

 学習教材には、課題がまだあります。「知りたい」「学びたい」という気持ちがあるのに、「つまらない」「つらい」といった苦痛が先に立つ。これをうまく取り除くことが使命だと考えています。

 きっと、「うんこ」以外にも、勉強を楽しくするためのツールや工夫はあるはずです。それを探し、いい意味で期待を裏切る教材を出していきたいですね。

プロフィル
山本 周嗣( やまもと・しゅうじ
 1976年生まれ。愛知県出身、学習院大法学部卒。ドイツ証券、リーマンブラザーズ証券の株式トレーダーを経て、出版社文響社を創業。著作に「ウケる技術」(共著)。編集者としての代表作は「人生はニャンとかなる!」。

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430834 0 深読み 2017/05/23 14:24:00 2017/05/23 14:24:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20170523-OYT8I50018-T.jpg?type=thumbnail

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