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手作り職人のこだわりも

吉田が8月上旬に発売予定のPORTER LIFTシリーズ「DAYPACK」の新商品
吉田が8月上旬に発売予定のPORTER LIFTシリーズ「DAYPACK」の新商品

 「ポーター」ブランドなどのバッグが若者に人気の吉田(本社・東京)も、ビジネスリュックの売り上げを伸ばしており、中でも、「手で持つ」「肩にかける」「背負う」の三通りの使い方ができる「3WAYタイプ」のバッグや、四角い「スクエア型」のリュックサックの人気が高いという。同社広報部の阿部貴弘マネージャーは「丸いタイプのリュックより、カジュアルさが薄まるのも人気の理由の一つ」と説明する。

 カバン本体の軽量化も進む。リュックには書類はもちろん、ノートパソコンやスマホといったモバイル機器、急な天気の変化に備えた折り畳み傘、ペットボトル飲料やハンドタオルなど、形も大きさも様々な荷物を簡単に詰め込むことができる。その分、重量が増すため、耐久性を維持しつつも軽さを追求することが求められているからだ。

 吉田の人気商品の一つ「PORTER STAGE 2WAY RUCKSACK(ポーター ステージ ツーウェイ リュックサック)」(定価・2万2000円=税別)は、防弾チョッキなどにも使われる軽くて丈夫なナイロン糸を平織りしたオリジナル生地でできており、16リットルの容量で重さは835グラムと、同タイプのリュックに比べて2割程度軽い。

 同社では、すべての製品を国内の職人が手作業で仕上げている。社員が試作品を通勤や業務で使用し、例えば電車の座席で膝の上に置いた時に収まりの良いサイズかどうかなどを確認するなど、製品の使い勝手には徹底的にこだわっているという。

 矢野経済研究所の調査によると、2016年度の国内のカバン・袋物の市場規模は、前年度比1.0%減の1兆807億円の見込みだ。ただ、国内ブランドのカバン・袋物に限れば4215億円の見込みで、前年度より1.2%増加している。カバン市場について同研究所は「インバウンド(訪日外国人客)需要では職人の手作りによる『メイド・イン・ジャパン』を訴求した日本ブランドが高い注目を集めているほか、自社ブランドの立ち上げや新ブランドの創出も積極的に行われている」と分析する。

 「男の背中」に熱い視線を送る国内メーカー各社から、今後もビジネスリュックの新製品が続々と投入されることが予想され、市場の活性化に一役買いそうだ。

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プロフィル
高井 尚之( たかい・なおゆき
 経済ジャーナリスト・経営コンサルタント。1962年、名古屋市生まれ。(株)日本実業出版社の編集者、花王情報作成部・企画ライターを経て、2004年から現職。著書に『なぜ、コメダ珈琲店はいつも行列なのか?』(プレジデント社)、『カフェと日本人』(講談社)など。Eメール:takai.n.k2@gmail.com 

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使い方
430723 0 深読み 2017/05/26 18:30:00 2017/05/26 18:30:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20170526-OYT8I50026-T.jpg?type=thumbnail

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