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猛暑克服の切り札?この夏も扇風機が注目されるワケ

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優れた省エネ性能、エアコンと併用も

 扇風機の人気が再浮上したきっかけは、2011年の東日本大震災後、省エネ性能に注目が集まったことだった。

 AC扇風機は白熱電球一つ分程度(40~60ワット)の消費電力だが、DC扇風機はLED電球や蛍光灯式のスタンド(10~20ワット)程度で済む。ちなみにエアコンは部屋の畳数にもよるが、一般的なリビング(10~12畳)で200ワットほどだ。

 これらを1日12時間、計30日使った想定で電気代に換算してみると、次のようになる。

DC扇風機    97~194円程度
AC扇風機    390~580円程度
エアコン(冷房) 2000円程度

 AC扇風機の電気代でもエアコンに比べればずっと安いが、DC扇風機はさらに安くなる。

 最近は、エアコンの冷気を扇風機で攪拌(かくはん)する方法も各メディアで紹介され、「サーキュレーター」という言葉が浸透するようになった。エアコンの設定温度はあまり低くせず、扇風機の風で涼を取って体感温度を下げる、といった使い方もある。

 ほかにも、以下のような機能を搭載する機種が登場した。

・首振りは左右だけでなく上下方向にも、360度動くタイプも
・センサーで人の動きを察知。人がいないと自動停止
・イオン放出機能
・部屋干し乾燥機能

2017年夏の新機能紹介

 最後に、この夏向けに各メーカーが発売した新製品を紹介したい。トレンドを一言で言えば「高級化、高機能化」だ。

◆三菱電機「シーズンズ R30J-DU」(想定価格税抜き3万4000円)

 飛行機の翼に使われている技術を応用した「エクストラウィングレットファン」。風量を「強」にした場合の風切り音を30デシベル(ささやき声程度)まで小さくしている。ファンガードで気流を制御して10メートル先まで風を届け、サーキュレーション効果が高い。

◆パナソニック「リント F-CWP3000」(想定価格税抜き12万円)

 支柱に高級木材のウォールナットを使い、職人が一本一本を削り出したという。羽根はべっ(こう)を思わせる色調で、形も鳥の羽をイメージさせるデザイン。長野県の蓼科高原の風を再現する「滑らかで心地よい上質な風」をつくるという。

◆ダイソン「ピュア クール リンク 空気清浄機能付ファン」(参考価格税抜き6万4800円)

 羽根がないため、赤ちゃんやペットにも安全だとアピールする。周囲の空気を巻き込み、10倍以上に増幅して風を送る。PM0.1の粒子を99%捕らえるフィルターや臭いを除去する活性炭フィルターを備え、空気清浄機としても利用可能だ。

◆バルミューダ「ザ・グリーンファン EGF-1600」(税抜き3万6000円)

 外周と内周で異なる羽根を持ち、二つの異なる風をぶつけ旋回流を打ち消し、自然な風にする。「夏の午後を吹き抜ける心地よい風」を標榜(ひょうぼう)する。DC扇風機人気の火付け役でもあり、シンプルなデザインと機能性を継続している。

 7月上旬から各地で猛暑日や熱帯夜となり、今年の夏も酷暑が心配される。新しい機器の購入を検討するなら、音が静かで電気代もさほど気にならない最近の扇風機はおすすめだ。騒音や料金を心配せずに眠れるのは得難いメリットだと思う。

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プロフィル
藤山 哲人( ふじやま・てつひと
 フリーライター。テレビのバラエティ番組「マツコの知らない世界」(TBS系)や各局の朝の情報番組などに出演し、ユニークな家電などを紹介。家電の評価を数値化して分かりやすく説明するために、回路の設計・開発やプログラムを自作する技術派でもある。難しい話を「笑って理解できるように」がモットー。専門サイト「家電Watch」「ASCII.jp」などでテクノロジーの解説も行なう。

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使い方
429652 0 深読み 2017/07/20 17:18:00 2017/07/20 17:18:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20170720-OYT8I50074-T.jpg?type=thumbnail

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