ツイッター投稿で読み解く「トランプ政治」

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 トランプ米大統領が就任し、7月20日で半年となった。この間、米社会の分断は進み、国際社会は「米国抜き」でのグローバル問題への取り組みを視野に入れるようになった。内政、外交両面で物議と論争を巻き起こしたこの6か月間を、大統領のツイッターでの発信をもとに、読売新聞調査研究本部の大内佐紀主任研究員が振り返った。

就任半年、フォロワーは3500万人超

トランプ大統領のツイッター画面
トランプ大統領のツイッター画面

 トランプ氏が2016年の大統領選挙中から使用しているツイッターの個人アカウント「@realDonaldTrump」は、フォロワー(閲覧者)が3500万人を超える。1月20日に大統領に就任してからも、トランプ氏はツイッターをほぼ毎日更新し、その攻撃的な発言が世界中で物議を醸している。

 ただ、大統領就任当初はソフトな「つぶやき」も皆無というわけではなかった。

 「平和的抗議活動は我々の民主主義の証しだ」――。トランプ大統領は、米東部時間1月22日午前に投稿したツイートで、就任式翌日に起きた反トランプデモにこう言及し、「いつも同意するというわけではないにせよ、表現の自由の権利はわかっている」と、選挙戦を通じて分断が深まった反トランプ勢力に手を差し伸べる姿勢を見せた。

 しかし、トランプ氏が早々に医療保険制度「オバマケア」撤廃へ向けた大統領令に署名し、その後も移民規制強化策など賛否が二分する政策強行の方針を明示したことで、意見を異にする勢力、特に野党・民主党との対立は先鋭化する。

 ツイートも、野党・民主党上院トップのチャック・シューマー院内総務を「ウソ泣き(Fake Tears)チャック」(米東部時間1月31日午前=投稿日時、以下同じ)と呼び、民主党を「見かけ倒しの偽善者(Phony hypocrites)」(5月10日午後)、「妨害要因そのもの」(6月26日午前)と非難するなど、攻撃は激化する。

 ワシントン州地裁が2月3日に中東・アフリカ7か国からの入国を制限する大統領令を差し止めると、「1人の判事が(入国)禁止を解いたせいで、とても悪く危険な人々が多数、我々の国に押し寄せてくる。ひどい決定だ(Because the ban was lifted by a judge, many very bad and dangerous people may be pouring into our country. A terrible decision)」(2月4日夜)とツイート。その後も折にふれ司法批判を繰り返し、<大統領は司法、行政、立法の三権分立の重要性がわかっていない>との批判を招いた。

 公約の目玉だったオバマケア撤廃法案は、身内の共和党議員の離反もあり、上院通過のめどが立たないまま、議会は夏休みにモードに入った。「瀕死(ひんし)のオバマケアのため、民主党は断末魔の悲鳴をあげている」(7月18日午後)、「共和党が、彼らの大統領を守るためほとんど何もしないのは嘆かわしい」(7月23日午後)と最近では、党の内外を問わずに自らが“抵抗勢力”とみなす人への批判がヒートアップしている。

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