ツイッター投稿で読み解く「トランプ政治」

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外交でも止まらない“指先介入”

ペンス副大統領(左)らとランチミーティングに臨むトランプ大統領(中央)=AP。トランプ氏は7月20日で就任から半年を迎えた
ペンス副大統領(左)らとランチミーティングに臨むトランプ大統領(中央)=AP。トランプ氏は7月20日で就任から半年を迎えた

 外交でも“指先介入”は止まらない。

 北朝鮮情勢をめぐっては、いらだちのツイートが繰り返された。「北朝鮮に関する習(近平)・国家主席と中国の努力は多とするが、うまくいっていない」(6月20日午後)。金正恩朝鮮労働党委員長に対しても、痛烈な言葉を投げかけた。「この男には、ほかにやるべき、ましなことはないのか(Does this guy have anything better to do with his life?)」(7月3日夜、北朝鮮の大陸間弾道弾〈ICBM〉発射実験を受けて)

 大統領として初参加したイタリアでの主要国首脳会議(タオルミーナ・サミット)については、「すごくたくさんの、大事なことを協議中だ(lots of very important matters under discussion)」(5月27日午前)と投稿した。主要7か国の中で「米国第一」を貫き、孤立が際立ったことはまったくうかがわせなかった。

 外交儀礼破りも日常茶飯事だ。7月に独ハンブルクで開かれた主要20か国・地域(G20)首脳会議では、2国間の首脳会談へ臨むために離席した際、長女で大統領補佐官のイバンカさんが最前列の大統領の席に座ったことが物議を醸した。「短い(2国間の)会談のため、会議場を離席した時、イバンカに席を取っておいてくれと頼んだ。極めて標準的だ(Very standard)」(7月10日午前)。日本外務省筋もドイツ外交筋も、「標準的といわれても……」「あまり聞かない」と苦笑する。

「ロシア疑惑」は民主党の陰謀?

 ロシアがトランプ陣営と“共謀”し、2016年の米大統領選でクリントン陣営に対するサイバー攻撃などで不正に介入したのではないか――。政権発足以来、次々と新しい事実が発覚する「ロシア疑惑」についてもツイートは冗舌だ。

 「ワシントンでは、なんでこんなにたくさんの違法な情報漏れが起きるんだ?(Why are there so many illegal leaks coming out of Washington?)」(2月14日午前)。「このナンセンスな疑惑は、ヒラリー・クリントンの選挙戦が失敗に終わったことを隠蔽するためだ」(2月15日午前)

 疑惑は、自党の敗北を責任転嫁する必要に迫られた民主党の陰謀で、関係者が次々と情報をメディアにリークすることの方が疑惑そのものよりも問題だ、というのがツイートの一貫した主張だ。

 疑惑の“不当さ”を訴えるキーワードは「魔女狩り(witch hunt)」だ。問題にからみ、トランプ氏に解任されたコミー前連邦捜査局(FBI)長官が議会公聴会で証言し、モラー特別検察官の捜査チームが本格始動すると、「いま、起きているのは米政治史上、最悪の魔女狩りだ」(6月15日午前)。

 最新の疑惑は、長男ドナルド・ジュニア氏が大統領選中の昨年6月、クリントン氏に関するスキャンダルの提供を持ちかけられ、ロシア人弁護士と面会したというものだが、「彼(ジュニア氏)はオープンで、透明性があり、潔白だ」(7月11日夜)とツイートは防戦に余念がない。

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