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男が知らない「インスタグラマー」の生き方

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センスのある写真ってどう撮るの…?

 しかし、写真の質やセンスを磨くのは簡単なことではありません。筆者は、インスタグラマーの「卵」かもしれない「インスタ女子」と呼ばれる20代の女性数人に話を聞いてみました。

Ayaさんは日常の何気ない風景も撮影する=本人提供
Ayaさんは日常の何気ない風景も撮影する=本人提供

 彼女たちの中には、単なる趣味として投稿しているだけの人もいれば、将来的な「ビジネスチャンス」を狙って活動している人もいました。ただ、全員に共通していたのは「自分が『良いな』と思ったモノや出来事を撮影して投稿し、共感してくれる人がいると(うれ)しくなる」「小さい頃から写真を撮るのも撮られるのも好き」という点です。10~20代の「イマドキ女子」たちは、子どもの頃からデジタルカメラや「写メ」ができる携帯電話、「プリント倶楽部」(プリクラ)などが常に近くにあり、写真に慣れ親しんで育った世代なのです。

 彼女たちの写真をいくつか見せてもらいました。カラフルで可愛い世界が広がっているものだけでなく、食事など日常の「一コマ」が切り取られているものもありました。でも、その気合の入れようは相当なもの。スマホ撮影用の三脚や、デジカメ用の小型ライトを駆使したり、何十枚も撮影した中から厳選し、スマホのアプリで画像加工を施したりするそうです。数々の工夫や、涙ぐましい努力によって写真を生み出す過程で、「これは『いいね』が増えそう」などという「法則」が少しずつわかってくるそうです。なかなか奥が深い世界だと思いませんか。

どうすれば企業に目を付けられるのか?

 影響力が大きいインスタグラマーには、企業からのオファー(依頼)が寄せられます。

 筆者の知る限りでは、食品や旅行などの商品PRのオファーが中心だそうです。インスタグラマーの多くは女性で、その発信力・影響力はもちろんのこと、「女性目線で女性が好むコトやモノに敏感」という点が評価されているようです。そして、企業からのオファーは、撮影から投稿まですべてインスタグラマー側に「お任せ」になることもあれば、写真を撮影して送るだけの場合もあり、ケース・バイ・ケースのようです。

 例えば「トラベル系インスタグラマー」は、航空会社や旅行会社からオファーを受け、旅費を出してもらう代わりに、旅行先で撮影した写真を随時投稿するそうです。インスタグラマーの投稿を見て「行ってみたい!」と思う人が増えれば、企業側としてもPRは「成功」。こうやって少しずつ「ウィンウィン」の関係を築いていくのです。このほか、メーカーからオファーのあったお酒や飲み物をおいしそうな食事と並べるケースもあります。

 どのくらいの収入になるのかはケース・バイ・ケースですが、ほぼ1投稿あたり「1フォロワーにつき1円」が相場と言われているようです。「1回のオファーにつき1枚」など投稿できる枚数は限られるものの、フォロワー数が多ければそれなりの収入は得られます。「キャンペーンに参加中」などと、PRであることを書いて投稿するのがルール。有名なインスタグラマーの中には、なんと投稿の収入だけで生活している人もいるといいます。

 「インスタ映え」する写真によって、飲食店や観光スポットに人気が集まる時代です。様々な企業にとっても、インスタグラマーのセンスや視点は、大きな価値を生む「宝の山」に映るようです。

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