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「広告なし」のあの雑誌、挑戦の舞台裏

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ウェブで商品の「コンシェルジュ」

 ――ウェブサイトの展開も始めていますよね。誌面と連動はしているものの、広告はほぼ入れていません。どうマネタイズ(収益化)するのでしょうか。

 16年10月、ウェブサイト「360.life(サンロクマルドットライフ)」を開設しました。過去に雑誌に出した商品をウェブで紹介します。少し前に誌面に出したけど、今でも販売しているものを「何月何日時点の情報です」と断って掲載します。ちゃんと読まれているからか、グーグル検索でも上位に並ぶようになりました。つまり、コンテンツの質が高く、消費者が求めている情報であるためだと自負しています。

 基本的には「コンシェルジュ」サービスをやりたいと思っています。雑誌って、「1位」(の商品)を華々しく載せるメディアだと思うんですが、これがウェブだと「1位でも色が嫌い」という人に対して、「(好きな色である)黄色の1位」も推薦できる。個人に合わせて細かく推薦できるサービスにしていきたいですね。

 「ほけんの窓口グループ」という企業があります。(お客の要望を聞き、お客に合った)保険会社に送客する仕組みで知られています。ほけんの窓口のオールジャンル版をウェブでやるというイメージですね。家を買う、保険を買う、柔軟剤を買う、パソコンを買う……買いたい人に対して誠実に答えを返してくれる場所というのは、実は世の中にあまりないんです。そういうサイトを作りたいと思っています。

 ――送客のためアフィリエイト(商品を紹介し、販売サイトに送客してお客が商品を買った場合、報酬が入るシステム)も導入しています。ただアフィリエイトは広告の一種ではないでしょうか。

 アフィリエイトは広告ではなく、あくまで誌面やサイトを読んで商品を買いたくなった人のための「送客手段」で、一種の読者への「サービス」と位置付けています。それに「ワーストバイ」にはアフィリエイトは使っていません。「ダメ」と判定した商品を買ってもらうわけにはいきませんし(笑)。

 記事を配信しているニュースキュレーションアプリなどでは、アフィリエイトを貼るのは禁止されているので、記事を配信して2週間ほどはアフィリエイトも使いません。

 そのあと、アフィリエイトを使ってアマゾンや価格ドットコムなどのサイトに送客していますが、収入は微々たるものです。

 広告そのものを否定するつもりは全くありませんが、晋遊舎では雑誌でもウェブでも、広告抜きのビジネスモデルをしっかりと作っていきたいと思っています。

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プロフィル
中根 靖明(なかね・やすあき)
 2005年入社。大津支局、京都総局を経て、10年から東京、大阪両本社経済部で電機メーカーやIT企業、中央官庁などを取材。テクノロジーやメディアの動向に関心が強い。17年4月からメディア局編集部でYOMIURI ONLINEの編集や執筆を担当。

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