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リチウムイオン電池…発火事故急増のワケ

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0.1V違っても危険

 充電器などの周辺機器は、メーカー純正のものはおおむね価格が高い。安いサードパーティー製品(第三者の企業が提供する製品)を使っている人も多いだろう。この場合は電圧に注意してほしい。リチウムイオン電池は3.6V系と3.7V系の2種類がある。ボルト数の違いはわずかだが、充電時は0.1V単位で電圧を制御しているため、中には電圧が少し違っても正しく充電できなくなるものもある。

PSEマーク
PSEマーク

 電池そのものの品質や内蔵回路の安全性は、外から見ただけでは確認することは不可能だ。そこでひとつの目安となるのが「PSE」マークと呼ばれるものだ。経済産業省が定める基準などで各メーカーがテストを行い、適合した製品に表示している。

安全な電池を目指して

 発火事故の急増などを受け、メーカー各社も対策に乗り出している。最近は電解質を含め、素材全てを固体にした「全固体電池」の開発も進んでいる。一方、リチウムイオン電池に変わる新たな充電池として、東京電力が開発を進めるのが、高性能で安全な充電池「リチウム硫黄電池」だ。

 東電は家庭用に新型充電池を普及させて、夜間などに電力を蓄えてもらうことでピーク時の発電量を減らそうと目論んでいる。すでに実験段階では成功しているといい、蓄えられる電力量は従来のリチウムイオン電池の3倍を超えるという。

 充電池は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)がロードマップを作っていて、各社がしのぎを削って開発を進めている。リチウムイオン電池に代わる安全で便利な新たな充電池に出会える日はそう遠くないのかもしれない。


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プロフィル
藤山 哲人(ふじやま・てつひと)
 フリーライター。テレビのバラエティー番組「マツコの知らない世界」(TBS系)や各局の朝の情報番組などに出演し、ユニークな家電などを紹介。家電の評価を数値化して分かりやすく説明するために、回路の設計・開発やプログラムを自作する技術派でもある。難しい話を「笑って理解できるように」がモットー。

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