トラブルも勃発?「ドッグラン」を犬と楽しむ方法

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なぜ問題が起きてしまうのか……

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 愛犬と飼い主が気分良く過ごすためのドッグランで、なぜこのようなトラブルが起きてしまうのでしょうか。私は、一部の飼い主たちが、リードをつけた散歩との「差」を見落としがちであることが一因ではないかと考えています。

 不特定多数の人と犬が利用する施設内で、リードを外して人の手を離れた犬が好きなようにふるまえば、思わぬ事態に発展しても不思議ではありません。ですから、多くのドッグランはルールを細かく設定しているのです。

 犬の性格や状態によっては、そもそもドッグランの利用に適さないケースもあります。他の犬と上手に接することができない、飼い主が呼んでも戻ってこない、健康状態に問題がある――などの傾向が見られるなら、他の犬や人がいる施設内でリードを外して自由にすることは避けるべきなのです。

 先述した3例のトラブルは、飼い主たちがこうした点を見落とし、ドッグランのルールを軽視したために起きたと言えるでしょう。

「守るべき10か条」

 トラブルを避け、愛犬と有意義な時間を過ごすために、ドッグランを利用するときに守るべき「10か条」を作ってみました。ドッグランに通う飼い主の方はこの10か条をぜひ頭に入れておいていただきたいと思います。

その1 予防接種を済ませておく

 万一の際に愛犬を守るため、「狂犬病予防接種」などの各種接種は必ず利用前に済ませておく必要があります。施設によっては、予防接種を受けたことを示す証明書の提示を求められることがあります。

その2 様子を見てからリードを外す

 先に遊んでいる犬がいる場合には、しばらく様子を見て安全を確認してからエリア内に入ります。そして、愛犬が落ち着いてから、他の犬から離れた場所でリードを外すようにします。

その3 常に愛犬から目を離さない。

 飼い主同士で話し込むなどして犬から目を離すことがないように、常に愛犬の様子を観察します。何か問題が起きたら飼い主がすぐに対応できるように、常に愛犬の近くにいることを心がけることも必要です。

その4 排泄物は自己責任で処理する

 施設の中であっても、あくまで排泄物の管理は飼い主の責任です。犬のフンをきちんと持ち帰り、尿をした場所には水をかけるなどという処理を徹底しましょう。

その5 発情期には利用を控える

 発情している雌犬がいると、周囲の雄犬たちが興奮してしまいます。過って交尾してしまったり、雄同士がけんかしたりする原因にもつながりますので、利用は控えるべきです。

その6 おもちゃや食べ物は持ち込まない

 犬たちの間で取り合いになり、けんかの原因になります。施設によっては「持ち込みOK」のケースもありますが、それでも持ち込みはできる限りしないほうがいいと思います。

その7 他の犬と交流するときは飼い主に一声かける

 犬の性格は様々です。初めて出会う犬への反応も同様です。トラブルを避けるために、交流する前に飼い主に声をかけるべきです。

その8 使用可能なエリアを守る

 ドッグランによっては体の大きさや犬種などにより、様々なエリアに区分けされています。それぞれの施設の区分けを守ることがトラブル防止につながります。

その9 勝手な写真撮影、またブログなどへの掲載をしない

 飼い主に許可を得ずに他の犬を撮影し、ブログやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などに掲載するのはトラブルの原因になります。必ず飼い主の許可を得る必要があります。

その10 利用前にドッグランのルールをしっかりと確認しておく

 ドッグランによって、ルールは少しずつ違います。それぞれのルールを事前にしっかりと確認したうえ、きちんと守って使うよう心掛けましょう。

 ドッグランの正しい利用とトラブル回避は、すべて飼い主が「自己責任」でなすべきことです。ドッグランという“社交の場”では、全員が「愛される飼い主と犬」を目指し、楽しい時間を過ごしてほしいと思います。


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プロフィル
國久 豊史(くにひさ・ひろし)
IT系総合ニュースサイト「インプレス」でインターネットメディアの広告部門を黎明(れいめい)期から長年にわたって統括した後、独立してペット専門インターネットメディア「ペトハピ」を設立。現在は運営会社の代表取締役と、メディアの編集長を兼務。ペット業界の動向やペットとの暮らしを快適にするモノ・コトなどの知識に精通している。

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