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大学受験「とりあえずMARCH」の落とし穴

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「MARCH」ゆえの悩み

(画像はイメージ)
(画像はイメージ)

 「MARCH」というフレーズはもともと、受験産業によって作られた呼称だ。当初は受験生がイメージしやすいよう、入試難易度を示す偏差値が近い大学群をまとめ、面白おかしくキャッチフレーズとして表現した言葉に過ぎなかった。

 それがすっかり定着してしまい、最近では「とりあえずMARCHのどこかに合格できれば……」などと言い、5大学を一くくりに扱う受験生や保護者もいる。

 だが、この5大学の校風は必ずしも似ているわけではない。各大学にとっては、このくくられ方が悩みにもなっている。建学の精神や教育ミッションも違うし、グローバル化に向けた大学の方針にも個性がある。学部構成は重なる部分も多いが、ほかにないユニークな学部を持つ大学もある。たとえ、学部名が同じでも中味は「別物」の場合もある。

 そもそも、この5大学が公式に「MARCH」というグループを組織しているわけでもない。戦前から続く「東京六大学」は、東京六大学野球連盟という公式のつながりが存在するが、「MARCH」にはそのようなものはない。

とりあえずMARCH?

 この5大学の中には、「ほかの大学と一緒にしないでほしい。ウチにはウチの特色があるのに……」とこぼす教職員も少なくない。

 MARCHの5大学は、早慶を目指す受験生の滑り止め的に位置づけられることもある一方、都内の有名大学に入りたいという受験生にとっては第1志望となりうる存在だ。ある意味、「難易度が同じくらいなら、中身も似たようなもの」という、偏差値偏重型の進路指導・進路選択の影響を最も強く受けている大学とも言えるだろう。

 以前、『志願者殺到の「人気大学」を選んでいいのか?』の原稿でも触れたが、昨今では大学入学後にミスマッチを起こし、中退する学生の増加が問題になっている。「とりあえず、有名な難関大学へ進学しろと周囲の大人に勧められたから」という学生が、進学してから興味の持てない授業や自分に合わない環境に悩むケースも多い。MARCHは受験対象となりやすい大学群という意味で、ミスマッチを招く懸念がある。

 都内の大規模な総合大学は、確かに全国的に知名度も高く、多くの卒業生を社会に輩出している。しかし、小規模でアットホームな環境の方が伸びる高校生だって多い。無理に周囲の大人の思惑に沿った受験をする理由はないのだ。

 大学進学を希望している高校生、およびその周りの大人に伝えたい。「まず、MARCHというくくりを忘れなさい」と。その上で、各大学の特徴、学習環境、自分との相性を見極めるため、比較・検討していただきたい。

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