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大学受験「とりあえずMARCH」の落とし穴

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新設学部が大学改革を後押し

 立教は現在、大学全体でリーダーシップ教育を特長として掲げている。その柱の一つである「グローバル・リーダーシップ・プログラム(GLP)」は、経営学部がウリにしていたプログラムを全学に展開する形で生まれたものだ。

 ほかの大学でも、たとえば国際系学部の新設が、他学部での海外留学やグローバル教育にもプラスの影響を与えるようなケースは散見される。大学組織にとって、全学部の教育内容を一斉に変えるような、大規模な改革を展開するのは容易ではない。

 MARCHの各大学のように、歴史があり、規模の大きな組織ではなおのことだろう。新しい学部での実験的な取り組みを、大学全体に広げていくというアプローチは、大学改革の建設的な方法なのかもしれない。

 前述した<1>~<3>に加え、最近の新設学部には、<4>実践的な教育プログラム <5>少人数でのゼミなどに参加できる環境整備――など教育環境や授業スタイルにおいても注目すべき点がある。

 多くの学生を抱えるMARCHのような各大学は、大人数が受講する「マスプロ教育」という批判もしばしば寄せられてきた。ゼロから構想する新設学部の方が、より大胆な体制を取りやすいのは事実だろう。こうした取り組みも、大学全体に広がってほしい。

注目すべきは既存学部にも

中央大学
中央大学

 ここまで新設学部について述べたが、誤解のないように言っておきたい。学部を再編していないからといって、大学改革が進んでいないわけではない。

 たとえば中央は、この20年間、新たな学部を設置していない。他大学がこぞって新設した「国際(グローバル)○○学部」も中央にはない。しかし、日本人学生の留学者数は国内の大学で10位にランクし、MARCHの5大学では明治に次ぐ2番目の実績を上げている(日本学生支援機構「日本人学生派遣数の多い大学」より)。

 このランキングの上位は、外国語学部や国際系学部のある大学がほとんどなので、中央大学の堅実な取り組みは興味深い。

 新学部という「出島」に頼らずに、既存学部の教育・環境を国際化していくことの方が、大学においてはより困難な挑戦だ。これは経営方針の違いというべきだろう。受験先を検討する場合は、目立たないけれど、堅実な教育の環境整備にも着目してほしい。

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