広がる「猫ブーム」に潜む危うさとは?

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遺伝的疾患が受け継がれる危険性

写真はイメージです
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 猫の遺伝的疾患検査は、数年前までは海外の機関や会社に直接依頼するしかありませんでした。現在は、日本にも疾患検査を海外の検査機関と提携して行う企業も増えてきました。

 ただし、検査ができるのは疾患の「原因遺伝子」が特定できている一部の猫種のみ。現時点で遺伝的疾患の検査ができない猫種については、他の検査方法を使って、できる限り疾患の「継承」を防ぐしかありません。

 検査が難しい疾患については、獣医と相談しながら対処すべきです。それで病気を100パーセント防げるわけではありませんが、繁殖に携わる人は不幸な子猫が生まれないように努力を惜しむべきではないのです。

 ですが、実際に遺伝的疾患などの検査は、すべての繁殖業者・ブリーダーが依頼しているわけではありません。疾患に対する意識が低く、何の対策もとっていない業者やブリーダーもみられます。

 ブームが過熱すれば過剰繁殖が行われ、疾患を抱えた子猫がますます増えていきます。疾患の兆候は、個体差はあるものの、生後3~4か月を過ぎた頃から徐々に表れ始めます。悲しい事実ですが、飼い主が子猫を家に迎えた後になって、初めてわかることが多いのです。

 繁殖に携わることは「命」を扱うことです。その責任の重さを常に心に留めて、「健全」であることを追求していくべきです。

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1933 0 深読み 2018/01/07 07:00:00 2019/02/06 15:06:05 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20171228-OYT8I50002-T.jpg?type=thumbnail

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