トヨタ・ジャパンタクシーが日本のタクシーを変える?

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タクシーに求められる「耐久性」と燃費

ロンドンのタクシー
ロンドンのタクシー

 乗り心地や景観との調和以上にタクシーに求められる要素――それは車の信頼性や耐久性、そして燃費性能だ。ある業界関係者は「多くのタクシーの年間走行距離が10万キロにも達する。そんな酷使に耐えられるのはクラウン(コンフォート)ぐらいだ」と話す。

 コンフォートの後輪駆動セダンというオーソドックスな車体構造は信頼性や耐久性に優れている。燃料には、ガソリンに比べて値段が安いことに加えて有害物質の排出量も少ないとされるLPG(液化石油ガス)を使う。

 最近は、燃費が良く環境負荷も小さいとされるガソリンハイブリッド車のトヨタ「プリウス」がタクシーに採用される例が増えてきた。

 こうした流れを受け、ジャパンタクシーは世界で初めて、LPGによるハイブリッドシステムを採用した。燃費性能がカタログ値でコンフォートの約2倍に向上したほか、現在多くのタクシー会社が保有しているガス補給施設をそのまま活用できるうえ、環境にも優しいことをアピールできるというメリットがある。LPGハイブリッドの採用は賢明な選択に思える。

 後輪駆動に比べ整備が難しいとされる前輪駆動の仕組みとハイブリッドシステム。こうしたメカニズムを持つタクシーが登場した背景として「過酷な使用」に耐えられるまで技術的に成熟し、信頼性・耐久性を持つに至ったことも指摘しておきたい。

 電気自動車(EV)も比較的、環境負荷は低いとされるが、現状ではまだ充電に時間がかかるうえ、充電インフラの整備も不十分だ。さらに満充電でも航続距離は数百キロ・メートルに限られることなどから、タクシーという用途としては20年の普及は難しそうだ。

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