トヨタ・ジャパンタクシーが日本のタクシーを変える?

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価格はコンフォートの「4割増し」

ジャパンタクシーの生産風景(静岡県内で)
ジャパンタクシーの生産風景(静岡県内で)

 ジャパンタクシー普及の課題となりそうなのが、1台300万円台前半という車両価格である。先述のコンフォートを100万円以上、4割も上回る高額だ。一部のタクシー会社から、「とても経営が持たない」と導入をためらう声も上がったのは事実だ。

 「東京ハイヤー・タクシー協会」に加盟する東京最大手のタクシー会社、国際自動車の田中慎次・取締役に取材したところ、20年に東京で1万台というトヨタ側の意向を受け、同協会の約400の加盟企業・団体は導入を進める方向で一致したそうだ。

 加盟企業によると、「確かに価格は高いが、燃費向上や安全装備の充実による事故減少で今後のコスト削減効果が見込める」「東京五輪・パラリンピックに向けて、日本のタクシーの質の高さをアピールできる」ことなどが理由という。

 ドライバーには衝突回避・軽減システムや緊急ブレーキなどの安全装備が充実しているので「安心感がある」と好評といい、利用者からも車高を高めたことなどで「室内が広く感じる」との声が上がっているという。

 20年に向け、東京の都市景観の移り変わりとともに、その先にあるトヨタの戦略を、興味を持って見つめていきたい。

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プロフィル
森口 将之( もりぐち・まさゆき
 1962年、東京都生まれ。早稲田大卒。自動車専門誌編集部を経て独立。自動運転からクラシックカーまで幅広いジャンルをカバーし、新聞、雑誌、インターネット、テレビなどで活動中。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。グッドデザイン賞審査委員。近著に「これから始まる自動運転 社会はどうなる!?」(秀和システム)など。

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