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春節目前 訪日中国人が向かう先

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ビザ発給緩和で個人旅行増加

 中国人の海外旅行は大別すると、団体旅行と個人旅行があり、それぞれ申請するビザが異なり、個人旅行のほうが取得のハードルが高い。しかし、昨年、ビザの発給要件が緩和されたことから、日本への旅行は団体よりも自由度が高い個人を選択する人が増えてきた。

 2017年の「訪日外国人消費動向調査」の結果でも、個人(約59%)が団体(約41%)を上回っており、今後ますます日本に個人旅行する中国人が増えるだろう。観光庁によると、タイやシンガポールなども中国人に人気があるが、日本は比較的近くてコストが割安で、多様な楽しみ方ができ、訪れる人が増えているのだという。

 全体の4割を占める団体旅行の中国人は、東京から大阪までのゴールデンルートに観光バスで出かける。参加するのは、直行便の本数が多い北京や上海などの都市部の人より、内陸部の地方の人が多く、個人旅行でも日本の都会に魅力を感じる人が多い。

大阪の繁華街が大好き

羽田空港国際線ターミナル到着ロビー(昨年1月下旬)
羽田空港国際線ターミナル到着ロビー(昨年1月下旬)

 内陸部の武漢に住む中国人の友人の話によると、友人の劉晴さん(36)らは、大阪の心斎橋や難波にある百貨店や繁華街が大好きだという。いつもLCC(格安航空会社)を利用し、個人旅行で日本を楽しんでいるが、「グリコ」や「かに道楽」の看板の前やUSJで撮った写真をSNSにアップしているという。

 友人は「武漢も大都会で、ショッピングする場所もたくさんあるのですが、北京や上海と違い、日本へのアクセスはあまりよくない。せっかく休暇を利用してわざわざ日本に行くならば、短時間であちこち楽しめる東京や大阪などの都会で思う存分買い物をしたいと思う人がまだ多いのです」と話す。武漢は内陸部の都市だが、郊外に農村もあり、北京や上海の人々とは元々、感覚が違う。そんな場所に住んでいる人々はせっかく日本に行って、日本の田舎を満喫したいという心境にならないのかもしれない。

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4187 0 深読み 2018/01/24 10:00:00 2019/01/22 16:01:54 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180123-OYT8I50028-T.jpg?type=thumbnail

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