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春節目前 訪日中国人が向かう先

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広がる日本で行きたい所

 日本政府による中国人へのビザ発給は団体から始まり、個人へ移行した。また、発給できる対象都市も北京、上海、広州の居住者から始まり、徐々に内陸部へと段階的に許可の範囲を広げていったこともあり、海外旅行の経験は北京や上海を筆頭に、内陸部へ行くほど少なくなる。

 こうした点を考えると、都市部の人々は既に東京や大阪を十分満喫し、興味の範囲がより日本の田舎へ広がっている。一方、内陸部の人々はまだ経験が浅く、日本の都会でもっとやってみたいことや、有名な観光スポットを行き尽くしたいという気持ちが強いのだと考えられる。日本では「中国人観光客」と一まとめにしてしまいがちだが、中国は広大で、訪日旅行客の出身地も嗜好(しこう)も成熟度もそれぞれ異なるのだ。

 昨年、訪日外国人の数は飛躍的にアップし、中でも中国人がダントツに多かったが、目指す方向は様々だ。日本のインバウンドは大きな可能性を秘めていると言えるだろう。


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プロフィル
中島 恵(なかじま・けい)
 1967年、山梨県生まれ。北京大学、香港中文大学に留学。新聞記者を経て、96年よりフリージャーナリスト。中国人の生活に密着した丁寧な取材に定評がある。著書に『中国人エリートは日本人をこう見る』『中国人の誤解 日本人の誤解』(ともに日本経済新聞出版社)、『「爆買い」後、彼らはどこに向かうのか?』(プレジデント社)、『なぜ中国人は日本のトイレの虜になるのか?』『中国人エリートは日本をめざす なぜ東大は中国人だらけなのか?』(ともに中公新書ラクレ)がある。

『なぜ中国人は財布を持たないのか』(日本経済新聞出版社)
『なぜ中国人は財布を持たないのか』(日本経済新聞出版社)

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4187 0 深読み 2018/01/24 10:00:00 2019/01/22 16:01:54 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180123-OYT8I50028-T.jpg?type=thumbnail

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