「さみしい男性」要注意、孤独は健康リスク

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「話すだけ」が苦手な男たち

 もう一つの要因である「コミュニケーション」についても指摘したい。人とつながるために欠かせない力だが、日本の「忖度(そんたく)」文化は、「言わなくてもわかる」という暗黙の了解のもとに成り立っている。

 特に日本の男性は、女性と比べてコミュニケーションのハードルが高い人が多い。話すこと自体を目的とする女性に対して、男性は目的を達成するために話す傾向が強い。地球が滅びるまで、面と向かって営々と話し続けることができる女性同士に対し、男性同士はスポーツやゲーム、お酒など、何らかの介在がないと話しづらいという側面がある。

 「孤独」は人生100年時代の大問題だ。早々と人間関係を整理し、人生の店じまいをするよう勧める声もあるが、退職後に30年も40年も、人と付き合わず、引きこもったり、「終活」を続けたりするわけにもいかないだろう。

 定年後の長い時間に必要なのは「これからも元気にはつらつと生きていくための活動」ではないだろうか。そのためには、40代、50代のうちから、孤独について考え、人や社会とのつながりの大切さを見直す必要がある。もちろん「一人」の時間は極めて大切だ。しかし、過度な「おひとり様」信仰が、真の「孤独(・・)」への導火線となる可能性も忘れてはならない。

プロフィル
岡本 純子( おかもと・じゅんこ
 コミュニケーション・ストラテジスト、オジサン(の孤独)研究家。企業やビジネスマンの「コミュ力」強化の支援を専門とし、海外の先進的なノウハウやスキルをもとにしたリーダーシップ人材育成・研修、企業PRのコンサルティングを手がける。これまでに1000人近い社長、企業幹部のプレゼン・スピーチなどのコミュニケーションコーチングを行う一方、オジサン観察にも励んできた。その経験をもとに、オジサンのコミュ力改善や「孤独にならない生き方」探求をライフワークとする。読売新聞経済部記者、電通パブリックリレーションズコンサルタントを経て、株式会社グローコム代表取締役社長。早大政経学部卒、英ケンブリッジ大学院国際関係学修士、元・米MIT(マサチューセッツ工科大学)比較メディア学客員研究員。2月10日、角川新書より「世界一孤独な日本のオジサン」を上梓した。

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7871 0 深読み 2018/02/16 07:00:00 2018/02/16 07:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180214-OYT8I50029-1.jpg?type=thumbnail

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