不眠に胃潰瘍…「ペットロス」とどう向き合うか?

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悲しみを癒やすきっかけとは?

写真はイメージです
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 前出のペットロスに関する調査では、「ペットを亡くした悲しみを癒やすきっかけは」との設問に対し、「時間の経過を待つ以外ない」との回答が60.7%と過半を占めました。

 短期間で効果が出る“特効薬”はないのでしょうか。

 「確かに、ペットロスから立ち直るには一定の時間が必要ですが、早く立ち直るために効果的なのは、再びペットを飼うことです」と太田教授は言います。ペットが飼い主に与えてくれたものは、ペットにしか埋め合わせることができないという見解のようです。

ペットロスに備えて……

 とはいえ、「またペットロスに……」と不安を抱く人も多いでしょう。しかし、太田教授は対策もあるといいます。普段からペットとの別れに備えておくことです。

 ペットが生きている間に、別れの日のことなど考えたくないというのが飼い主の心情でしょう。しかし、生前から準備をしておくことで、ペットとともに充実した日々を送れるだけでなく、ペットロスの症状を軽減できるといいます。

 太田教授のアドバイスを基に、生前にできる準備を以下の4点にまとめました。

<1>飼うと決めた日から覚悟をする

 ペットの寿命は人間より短く、多くの場合、その「死」に直面することは避けられません。このため、現実から目をそむけず、飼うと決めた日から覚悟し始めることが肝要です。「後悔先に立たず」という言葉がありますが、覚悟が身にしみ込めば、後悔のないよう、ペットと少しでも長く、充実した時間を過ごそうと努めるようになります。

<2>ペットの健康寿命を延ばす努力をする

 「健康寿命」とは、「健康な状態で日常生活を送ることができる期間」のこと。例えば、ペットの食べ物や飲料、サプリメントなどに気を配ったり、適度な運動をさせたり、心身のリラックスを図ったりすることは、健康寿命を延ばすために役立ちます。また、ペットだけでなく自身の健康にも気を配り、互いの変化を記録に残しておくことも大切です。

<3>医療や供養、飼えなくなった時の方針を決めておく

 大切なことはあらかじめしっかり検討し、最適と思えるよう決めておけば、後悔を最小限にとどめることができます。特に以下の項目について考えておくことが大切です。

・信頼できる獣医を選び、ペットが病気になったり、けがをしたりした時の治療方針を決めておく。

・それぞれのペットにふさわしい供養のスタイルを決めておく。

・飼い主自身が要介護状態になるなど、もしものことがあった時にペットを誰に託すのかを決めておく。

・ペット保険やペット信託についての情報を集め、もしもの時に備える(ペット信託とは自分がペットを飼えなくなって、新しい飼い主に委ねる際に渡す飼育資金を確保しておくのに役立つ仕組みです)。

<4>可能であれば2匹飼う

 ペットロスを軽減するには、2匹以上を同時に飼育するといいと言われています。例えばすでに犬を飼っているなら、数年後に猫かその他の動物を、猫を飼っているなら、もう1匹猫を飼う。このようにタイムラグを設ければ、金銭的、肉体的な負担も分散させることができます。

 飼い主とペット、(のこ)された者同士で支え合えば、より早く前向きになれるのではないでしょうか。自宅のスペースなどに余裕があれば検討してみてもいいかもれません。

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14743 0 深読み 2018/03/30 07:20:00 2018/03/30 07:20:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180329-OYT8I50003-1.jpg?type=thumbnail

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