気付けば失明寸前…健康診断でも見落とされる緑内障

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“見えないこと”が見えない

 「多治見スタディ」で緑内障とわかった患者のうち89.5%が、自分では気付いていませんでした。

 これには目の仕組みが関係しています。人は例えば右目の視野が欠け始めても、左目でも物を見ているので、片方の視野が欠けた分を脳が補ってしまいます。ですから、緑内障が末期になるまで視力は保たれています。“見えないことが見えない”ことがこの病気の恐ろしさです。

写真はイメージです
写真はイメージです

 徐々に病気が進行しているとき、「視力は良いのに何だか見えにくい」ということがあっても、老眼や目のかすみと思ってしまうことが多いのです。そのほか「虹が見えるように感じる」「夜になると少し頭が痛い」などといった自覚症状が出る人もいますが、はっきりと目の病気であるという疑いがもてるような症状はわずかです。

 ですから、早期に発見しないと、気がついたらすでに残された視野がわずかな末期の状態で、そこから治療を進めても失明が回避できないということもあります。すでに片目の視野を失っているのに、もう片方で補っているので気づかないという人さえいます。

 視力が良い間に病気が進んでしまうこともあり、厚生労働省の研究班の調査でも緑内障は中途失明原因の第1位となっています。

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15586 0 深読み 2018/04/04 13:25:00 2019/01/22 16:02:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180403-OYT8I50036-T.jpg?type=thumbnail

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