気付けば失明寸前…健康診断でも見落とされる緑内障

無断転載禁止
メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

早期発見なら点眼薬で治療

写真はイメージです
写真はイメージです

 緑内障では眼圧が異常であっても正常であっても、眼圧を下げる治療に効果があります。 繰り返しになりますが、失った視野を回復することはできないでの、進行を止めたり、遅らせたりするという治療になります。

 早期で発見されれば多くの場合、眼圧を下げる点眼治療のみで不自由なく生活を送ることができます。ただし、大切なのは目薬のさし方です。緑内障の薬はその効果が十分でないと、レーザー治療・手術が必要となったり、失明まで進行してしまったりする恐れもあります。

 間違った目薬のさし方とは、目薬を目に入れてから「目をぱちぱちする」「眼球を動かす」という方法です。こうしてしまうと涙が分泌され、目薬が薄まってしまいます。

 正しくは、目薬をさしたら静かに目を閉じ、目頭のあたりを押さえます。目頭を押さえることで、目薬が鼻を通り口へと流れていくのを防ぎます。鼻や口へと流れてしまうと効果が減ってしまいます。

 点眼治療で改善が見られない場合は、眼圧を下げるための手術を行うことがあります。最近ではこれまでより時間も短く、負担の少ない手術が可能になりました。

40歳を超えたら一度は検査を

 毎年、年度初めは健康診断を行う企業が多い時期です。働き盛りの40代は老眼が始まったり、長時間のパソコンの作業で目がかすんだりすることが多いと思います。緑内障は何よりも早期発見が重要ですので、目の不調を少しでも感じたら、老眼や目の疲れと決め付けず、一度は眼底検査などを受けたり、眼科医に相談したりしてください。

プロフィル
平松 類( ひらまつ・るい
 1978年、愛知県田原市生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業。福島県郡山市今泉西病院、山形県米沢市三友堂病院眼科科長・彩の国東大宮メディカルセンター眼科部長などを経て、現在、二本松眼科病院医員(東京都江戸川区)。著書に『緑内障の最新治療』(時事通信出版局)など。

「緑内障の最新治療」(時事通信出版局)
「緑内障の最新治療」(時事通信出版局)

1

2

3

4

15586 0 深読み 2018/04/04 13:25:00 2019/01/22 16:02:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180403-OYT8I50036-T.jpg?type=thumbnail

おすすめ記事

アクセスランキング

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
発言小町
OTEKOMACHI
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
The Japan News
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ