ちょっと待って!その写真SNSに上げちゃダメ!

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子どもの写真公開には要注意!

 SNS利用者の中には、愛するわが子の写真を親類や友だちに見せたくて、投稿する人もいるだろう。

 だが、SNSに投稿した子どもの写真が後々、訴訟に発展した例がある。16年9月、オーストリアの18歳の女性が、自分の同意なく幼少期の恥ずかしい写真をフェイスブックに掲載されたと両親を提訴した。

 女性は、何度も両親に削除を求めたが、両親は応じなかったという。父親は「撮影した自分に写真を投稿する権利がある」とまで主張していた。写真にはなんと彼女がトイレにまたがった写真や、おむつ交換される時の写真も含まれていた。

 現代のSNS利用者とその子どもたちにとって、これは決してひとごととはいえないと筆者は考えている。

子どもの写真は注意が必要(写真はイメージです)
子どもの写真は注意が必要(写真はイメージです)

 たとえばインスタグラムで「#トイレトレーニング」「#お風呂」などの#(ハッシュタグ)を入力して検索すると、赤ちゃんがトイレにまたがっている写真や、お風呂に入っている写真などが次々に見つかる。中には、お尻などが「丸見え」になっているものも多い。

 このような写真は、ネット上にアップされた他人の子どもの写真を、あたかも自分の子どもの写真のようにネット上に公開する“デジタル誘拐”につながったり、さらには異常性癖者を対象とした児童ポルノに悪用されたりする恐れもあるのだ。

 また、将来的に子どもが写真を見た友人にからかわれたり、犯罪の危険にさらされたりするリスクも否定できない。

公開する場合の注意点とは?

 子どもの写真をネット上にアップすることには賛否両論がある。普段なかなか会えない友人や知人にわが子の写真を見せたいという人もいるだろう。

 SNSは自分たちの近況を知らせるツールとしての役割を持つ。子どもの写真を公開すれば、親類や知人が喜ぶことも多い。

 フェイスブックでは親類や親しい友人や知人のみとつながり、公開範囲を限定したり、インスタグラムなら非公開の「子育て専用アカウント」を作ったりするのがおすすめだ。また、親類や親しい友人で「LINEグループ」を作り、そこに子どもの写真を投稿するという手もある。

入学式の看板、写り込んでいませんか?(画像はイメージです)
入学式の看板、写り込んでいませんか?(画像はイメージです)

 なお、子どもの入学式などに「◯◯小学校 入学式」などと学校名が明らかな看板の前で、子どもと並んで撮影した記念写真を投稿している人もいる。インスタグラムでは、こうした子どもの個人情報を公開してしまっている例も目立つので注意してほしい。

 子どもの本名や、通っている保育園・幼稚園、学校などの名前は、子どもが犯罪に巻き込まれる恐れもあるので、絶対にネット上に公開してはいけないと筆者は考えている。

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18582 0 深読み 2018/04/28 07:20:00 2018/04/28 07:20:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180426-OYT8I50002-T.jpg?type=thumbnail

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