日本代表守護神・川島永嗣が7か国語を操れるワケ

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“1日30分”は必ず語学の時間を

写真はイメージです
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 川島はその後、ベルギーでオランダ語圏とフランス語圏のチームを渡り歩くなどして、その都度、新たな言語に挑戦した。移籍した先の所属クラブでは語学のレッスンが用意されていたが、他の国の選手が徐々に脱落していく中、基本的な単語や表現を覚えることをひたすらやり通した。

 また、毎朝、練習場所に行くまでの車の中でラジオを聞くことも役立ったとしている。特にフランス語の場合は、「最初は何を言っているのか分からないけど、とにかく聞き続ける。徐々に耳が慣れてきて、2年後くらいにはようやく何を言っているのか聞き取れるようになりました」と言う。

 川島は高校時代、試験休みでもサッカーに打ち込んだにもかかわらず、成績はAランクだった。明確な目標を立てて、そのために努力を惜しまず、高校の先生も模範的で真面目な生徒だったと評価する。川島は「1日30分の努力をできない人が、外国語を習得するのは難しい」と努力を続ける必要性をやはり強調している。特別な才能が必要ではないとしても、誰もが、簡単に、そして努力もなしに、すぐに身につくというものではない。

言葉は可能性を広げる

 サッカー選手の場合は近年、その国の言葉を話せる選手が増えてきたが、まだまだ通訳を付けている例はある。「通訳が入ると、直接、コミュニケーションが取れないから、監督やチームメートとの距離感が少し生まれてしまうかもしれない」と川島も危惧する。

 「本当にその国で成功したいなら、そこの人々の考えや文化をきちんと理解しないといけない。言葉をしゃべれた方が可能性も大きく広がる。それに世界における日本サッカーの立ち位置を考えると、チームやサポーターに対してまだこちら側から発信しなければいけない立場。外国語で話すことによって、もっと日本のサッカーを知ってもらい、認めてもらうことにつながると思いますね」と力強く語る。

 そして、競技の枠を超えて、アスリートの海外進出に立ちはだかる「言葉の壁」を突き破る取り組みを始めている。

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21125 0 深読み 2018/05/04 05:20:00 2019/01/22 16:05:13 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180501-OYT8I50055-T.jpg?type=thumbnail

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