読売新聞オンライン

メニュー

ニュース

動画

写真

スポーツ

コラム・連載・解説

発言小町

漫画

教育・受験・就活

調査研究

紙面ビューアー

その他

サービス

読売新聞のメディア

購読のお申し込み

読売新聞オンラインについて

公式SNSアカウント

ディズニーも恐々…五輪人材ニーズ92万人の衝撃

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

激化する労働力獲得競争

冬季五輪平昌大会のボランティア(2018年)
冬季五輪平昌大会のボランティア(2018年)

 サービス業、小売業、飲食・宿泊業といった、いわゆる「おもてなし産業」の従業員やアルバイトスタッフが、五輪ボランティアを希望し、実際に従事することになった場合、店舗運営に大打撃を与えることになります。

 ただでさえ、2020年にこれらの産業における人材ニーズは沸騰します。リクルートワークス研究所によると、サービス業8万3000人、卸売・小売業4万2000人、飲食・宿泊業1万8000人の計14万3000人の新たな労働力需要が見込まれています。

 しかしながら、飲食店の人事担当者らに話を聞くと、「まだ2年先の話でしょ。足元の人手不足に頭を抱えていてそれどころではない」という声がほとんど。実感はないようです。

 確かに、飲食店ホールスタッフの有効求人倍率は7.76倍(18年3月)。現状でも8店舗で1人の従業員を奪い合っている状態です。その深刻さは建設業の比ではありません。

人手不足危機は2年先ではない

リオデジャネイロ大会のボランティア(2016年)
リオデジャネイロ大会のボランティア(2016年)

 もちろんボランティアは一時的なもので、活動する期間は大会中およびその前後がメインです。

 大会ボランティアの募集条件は「期間中10日以上活動できる方」、都市ボランティアにおいては「5日以上(1日5時間以上)」となっており、拘束期間はそれほど長くありません。

 とはいえ、「五輪期間中の5日間、シフトに入れないだけでしょ」と高を括るのは危険です。なぜなら、大会の雰囲気を醸成する一翼を担うボランティアスタッフには、活動のクオリティーを担保するための研修受講が義務付けられているからです。

 IOC総会での滝川クリステルさんがアピールした、あの「お・も・て・な・し」を実践する本番です。組織委員会のメンツにかけても、サービスクオリティーの担保には必死です。

 また、19年に開催されるラグビーワールドカップ日本大会と連携する方針が打ち出されています。五輪の1年前に開催されるこのビッグイベントでもボランティア活動に参加してもらうことで、習熟度を増そうという狙いです。

 つまり、大会期間だけでなく、前倒しで拘束される時間が相当発生するわけで、「おもてなし産業」の労働力確保は2年後の話と悠長なことを言っている場合ではありません。

1

2

3

4

5

無断転載・複製を禁じます
スクラップは会員限定です

使い方
22350 0 深読み 2018/05/12 07:24:00 2019/01/22 16:05:23 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180507-OYT8I50028-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)