北朝鮮の非核化、南北統一と分けては考えられない

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

核兵器の「パキスタン化」

7日、平壌で開かれた米朝協議に臨む米国のポンペオ国務長官(左端)と北朝鮮の金英哲朝鮮労働党副委員長(右端)=ロイター
7日、平壌で開かれた米朝協議に臨む米国のポンペオ国務長官(左端)と北朝鮮の金英哲朝鮮労働党副委員長(右端)=ロイター

――今後の米朝協議はどんな展開になると見ているか。

 「トランプ政権は、非核化の範囲を具体的に確定し、期限を明記したものを北朝鮮との間で合意することは困難だと認識し始めている。時間をかけて、北朝鮮の核兵器を『パキスタン化』(使いにくい核兵器になるという意味)することを優先し、コストの安い平和体制の構築を目指すのだろう。

 米朝の交渉が決裂し、軍事衝突という事態を一番避けたいと思っているのは米国だ。そうなれば、中国、ロシア、南北の間で共有している認識に合流する。その認識とは、『核兵器放棄には至らないが、戦争は回避できることをよしとして、北朝鮮のインフラ改善、資源開発、港湾利用を優先するのが一番』だという認識。そこに落ち着くのではないか」


プロフィル
武貞 秀士(たけさだ・ひでし)
 1949年、兵庫県生まれ。慶応義塾大学大学院博士課程修了。防衛庁(現・防衛省)防衛研修所に教官として36年間勤務。在職中に米スタンフォード大学、ジョージ・ワシントン大学で客員研究員、韓国・中央大学で教授を務める。2011年に防衛省を退官した後、延世大学教授などを経て拓殖大学大学院特任教授に。専門は朝鮮半島の国際関係論、日本の防衛問題。著書に『東アジア動乱』(角川学芸出版)などがある。

1

2

3

無断転載禁止
31564 0 深読み 2018/07/10 11:51:00 2019/01/22 16:09:43 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180710-OYT8I50012-T.jpg?type=thumbnail

おすすめ記事

アクセスランキング

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
発言小町
OTEKOMACHI
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
The Japan News
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ