「入れ墨タブー」ニッポンは非常識?

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「タトゥー」は簡単には消せない

 低年齢の人の目にもふれやすいウェブ媒体なので、以下は特に若い人たちに伝えたい。

「ゴミ屋敷」問題はなぜ片付かないのか

 「デジタルタトゥー」という言葉がある。ネット上に個人情報や発言、写真などをいったんアップすると、思わぬ形で拡散されてしまい、消すのがとても難しいことを意味している。そんな例えに使われるぐらい、本物のタトゥーも、決して簡単には消すことができない。

いったん入れたタトゥーは簡単に消すことができない(写真はイメージ)
いったん入れたタトゥーは簡単に消すことができない(写真はイメージ)

 先述したオーストラリアの青少年向けサイトでも、さまざまなリスクを紹介するとともに、「一度タトゥーを入れたらずっとつきあうことになる」と明確に述べている。

 日本では、青少年は各都道府県の条例で禁じられている場合があるし、成人であってもよく考え、慎重に判断する必要がある。海外で見方が変わりつつあると言っても、日本にはタトゥーや入れ墨をよく思わない人が多く、さまざまな場面で不利益を受ける可能性がある。

 「ワールドカップで興味を持った」とか「友達に誘われた」などの理由で、すぐに飛びついてはいけない。本当に必要なのか、例えば人目につきやすい手や足などに入れて後悔しないかなどを、よくよく考えてみるべきだ。

プロフィル
山本 芳美( やまもと・よしみ
 学術博士(論文)、都留文科大学文学部比較文化学科教授。大学在学中に「身体をめぐる文化」への関心を高め、入れ墨などの研究を始める。沖縄、台湾が主なフィールド。著書に「イレズミと日本人」(平凡社新書)、「イレズミの世界」(河出書房新社)、「コスプレする社会――サブカルチャーの身体文化」(成実弘至編、せりか書房)、稲川實氏との共著「靴づくりの文化史」(現代書館)などがある。

『イレズミと日本人』(平凡社新書)
『イレズミと日本人』(平凡社新書)


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33320 0 深読み 2018/07/21 05:00:00 2019/01/22 16:12:01 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180719-OYT8I50027-T.jpg?type=thumbnail

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