飲み会も残業…部下を無理に誘ってはいけないワケ

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接待ゴルフ、休日のメールなども「業務」に

 勤務時間外の「仕事に関する行動」が問題になるのは飲み会だけではありません。ほかにも、「接待ゴルフ」や「休日に来る仕事関係のメール」「社員旅行」なども「業務か否か」ということが議論となることがあります。これまでの認識では「業務外」と考えられていたものも、状況によっては「業務」と認定される可能性があります。

 接待ゴルフは、「ゴルフが1割、接待が9割」などと揶揄(やゆ)されているように、業務性が非常に強いものです。会社側が半ば強制的に行わせれば、業務と認定される可能性が高いでしょう。

 「休日のメール」には、社外の取引先と仕事のやり取りをするものなどがあります。例えば商品の説明、要望への対応、クレーム対応、契約の交渉などを電話やメールで応対した場合、業務となる可能性があります。業務と認定されれば、メール返信や電話応答した場合は時間外業務とされ、賃金が発生する可能性があります。

 近年は少なくなってきているようですが、社員旅行も「飲み会」と同様、参加を強制させられるか否かで、業務かどうか判断されることになるでしょう。「社員は原則参加」などと条件をつけてしまうと、業務と扱われる可能性が高くなります。

昔の“常識”は通用しない

写真はイメージです
写真はイメージです

 時代が変われば、従業員の意識も変わります。上司の方は「自分たちの時代はこうだった」というような尺度で物事を判断しがちですが、それも今は通用しない可能性があります。

 寂しい限りかもしれませんが、「飲み会の席で部下から不満や疑問を聞いて、今後の仕事に生かそう」といった、かつての考えは、もう通用しないと思った方がよさそうです。

プロフィル
山口 政貴(やまぐち・のりたか)
 1975年生まれ。慶応大学法学部政治学科卒業。大学卒業後、埼玉県内の大手進学塾の社員として約2年間勤務後、2003年に司法試験に合格。13年に神楽坂中央法律事務所を設立。

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35310 0 深読み 2018/08/03 05:20:00 2018/08/03 05:20:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180730-OYT8I50071-T.jpg?type=thumbnail

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