富士急ハイランドが“入園無料戦略”で勝負するワケ

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富士山麓に巨大テーマパークが誕生?

フジQあっぱれ未来計画!の画面(富士急行提供)
フジQあっぱれ未来計画!の画面(富士急行提供)

 入場料を無料化して以降、富士急ハイランドは「フジQあっぱれ未来計画!完成予定は3030年!?」という奇抜なCMをテレビやネット上で配信している。この「未来計画」が冒頭で紹介した「秘策」の中身だ。

 親会社に当たる富士急行は、入園無料化を発表した際、これを機に「富士急ハイランド」の敷地を越えて、周辺エリア一体をアミューズメントシティにするというコンセプトを発表した。「従来の遊園地の枠を超えた開かれた施設」に変え、「周辺の様々なコンテンツと自由に組み合わせ」、「富士五湖エリアを回遊」してもらう構想だという。

 富士急グループが運営するのは、周辺の鉄道やバスなどの交通機関だけではない。富士山麓一帯のホテルや温泉に加え、富士五湖の遊覧船、ロープウェー、さらには富士山のふもとにある「富岳風穴」「鳴沢氷穴」なども傘下にあり、バラエティーに富んだ観光施設を取りそろえている。

 これら一つひとつも「アトラクション」と考えれば、入場料をなくして単体施設の枠を取り払い、富士山のふもとに“巨大なテーマパーク”を誕生させる計画と捉えることもできる。

「未来計画」の布石は…

写真はイメージです
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 これだけ広大なエリアを一つの「テーマパーク」として認識してもらうためには、仕掛けも必要だ。富士急行は、その布石も打っている。

 訪日外国人を対象に富士山周辺の周遊観光のフリーパスを販売している。料金は大人が1日5500円。“巨大テーマパーク”となるエリア内の鉄道、バスが乗り放題となるほか、富士急ハイランドのアトラクションを1回利用できる。さらに遊覧船やロープウェーに乗ることもできて、「風穴」「氷穴」でも遊べる。

 こうした“アトラクション”の数を増やし、日本の観光客もフリーパスを使えるようにして、利用者がUSJやTDRのようなテーマ性や世界観を実感できるようになれば、“巨大テーマパーク”の認識が広まり、集客につながる可能性がある。

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40988 0 深読み 2018/08/26 05:20:00 2019/01/22 16:13:37 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180823-OYT8I50034-T.jpg?type=thumbnail

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