スポーツ界の「暴力・パワハラ」体質を変えるには

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 スポーツ界の指導者による暴力やパワハラが社会問題になっている。そんな中で、サッカー日本代表や高校サッカーを取材するフリーライターの元川悦子さんは、かつてサッカー界でも体罰や暴言などのパワハラ指導が横行しがちだったが、近年は明らかに減ったと感じている。その理由を分析し、他の競技にも参考になるポイントを指摘してもらった。

“ブラック部活”が問題に

写真はイメージです
写真はイメージです

 日本のスポーツは、中学、高校などでの部活動が選手育成の中心。野球のほか、バスケットボール、バレーボールなどの団体スポーツの日本代表選手を見ても、部活出身者がほとんどを占める。

 外部コーチの制度などを導入し、専門的で科学的な練習を行う学校も増えているが、多くはあくまでも学校教育の一環で選手を育成しようとしている。

 現場が学校であるがゆえ、人間教育の一環という名目で、「長時間走らせて根性を鍛え直す」というようなパワハラ的な指導が、スポーツの名を借りて長年行われてきたのも事実だ。結果として“ブラック部活”という言葉も生まれた。

サッカー界もかつては“パワハラ体質”

 サッカー界も1980年代頃までは、ブラック部活が多かった。当時は、指導者の間に「厳しい走り込みなどフィジカル強化をすればメンタルも強くなる」「理不尽なことに慣れれば、忍耐力も強くなる」といった考えが根強く、「水を飲むな」も当たり前。選手がミスをしたら罰走というのも多かった。

 試合に負けたら学校に戻って100本ダッシュ、隣町の試合会場から走って帰らせるといった話も少なくなかった。全国制覇を経験した強豪校でも、そういう風景が日常的に見られたと聞いている。

1

2

3

4

5

無断転載禁止
39902 0 深読み 2018/09/06 05:20:00 2019/01/22 16:13:16 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180905-OYT8I50009-T.jpg?type=thumbnail

おすすめ記事

アクセスランキング

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
発言小町
OTEKOMACHI
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
The Japan News
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ