ノートが日産悲願の「年間販売1位」になる意味

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

いま「売れている車」の共通点

 e‐POWERという、独自のハイブリッドシステムがもたらす商品力が、ノートを2018年上半期登録車販売台数1位に押し上げたことは間違いない。

 日産にはほかにも、マーチやキューブといった売れ筋だったコンパクトカーがある。しかしながら、今年上半期の販売台数において、マーチは44位にとどまり、キューブは50位以内にも入らなかった。ノート以外の日産車で上位に名を連ねたのは、セレナ(4位)、エクストレイル(18位)、リーフ(32位)の3車種だ。

 リーフは電気自動車(EV)、セレナとエクストレイルにはHVがある。つまり、エンジン車の人気が落ちていることを示している。同じコンパクトカーでも、マーチやキューブにはHVがない。ノートにもe‐POWERが加わるまではHVがなかったため、しばらく上位にいながら、アクア、プリウス、フィットを超えられなかったのである。

 エンジン車しか持たないメーカーでは、スバルのインプレッサが16位、SKYACTIVという独自のエンジン技術で人気を呼んだマツダで、デミオの20位がやっとというところだ。

「運転の楽しさ」の拡大に成功

 もちろん、ドライビングの楽しさを第一に求めるドライバーにとっては、特徴的なエンジンを積むスバルやマツダのクルマに関心を寄せるのもうなずける。とはいえ、多くの消費者がもっとも気にしているのは、燃費や環境性能であることは明らかだ。

 ノートe‐POWERは、優れた環境性能を保持しながら、e‐PedalというEV以外では体験できなかった新しい運転感覚を実現した。運転の楽しさや喜びは、なにも加速が強烈であったり、やみくもに高速で走れたりすることだけでなく、新鮮な運転感覚によって満たされる。e‐POWERとe‐Pedalは、ちょっとした買い物や送り迎えなどでもこうした体験ができ、運転の楽しさを日常的に味わうことができる。

 つまり、クルマの楽しさや運転の喜びがいかに多様であるかを示したのが日産のe‐Powerであり、高速で飛ばすことが楽しさだと思われてきたクルマの魅力を拡大することに成功したまれな例と言える。

1

2

3

4

5

無断転載禁止
41709 0 深読み 2018/09/16 08:23:00 2019/01/22 16:13:19 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180913-OYT8I50053-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

アクセスランキング

 


東京オリンピックパラリンピックオフィシャル新聞パートナー

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
The Japan News
発言小町
OTEKOMACHI
ささっとー
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
YOMIURI BRAND STUDIO
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ