男女差3000万人、中国の結婚できない男たち

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マンションと車が買えない男は「圏外」に

北京の公園内に張り出された結婚相手を募集する自己紹介の数々。学歴や出身地、趣味以外に身長や体重、相手に求める年収なども記載されている。結婚しない子どもを心配し、親たちが食い入るように見つめていた(2012年1月撮影)
北京の公園内に張り出された結婚相手を募集する自己紹介の数々。学歴や出身地、趣味以外に身長や体重、相手に求める年収なども記載されている。結婚しない子どもを心配し、親たちが食い入るように見つめていた(2012年1月撮影)

 こうした結果、2年後の2020年には、「結婚年齢」の男性が、女性より3000万人も多い未曽有の男性過剰社会が、中国に到来するのである。東京都の人口の2倍以上もの中国人男性が、「剰男」もしくはその予備軍となってしまうのだ。これは由々しき社会問題である。

 私は09年から12年まで、北京で駐在員をしていたが、当時の日本人駐在員の男女比率は、およそ10対1だった。そうなると、どんな女性(失礼!)が北京に赴任して来ようが、抜群にモテた。ある日本人女性を食事に誘ったら、超高級店を指定されたとか、1か月待ちと言われたなどという話を耳にしたものだ。そのため、男性過剰社会は、実感として理解できる。

 実際、北京では、当時からこの「剰男」問題は、「(北京市の中心部を周回する)第三環状線の中でマンションを買えなくなる問題」と同じレベルで俎上(そじょう)に上っていた。男性過剰社会にあっては、女性の側に選択の権利が生まれる。そのため、マンションと車を買えない男性は、おのずと「旦那候補」から外れていってしまうのだ。

 こうした事態を打開しようと、お見合い産業は活況を呈していて、各地でイベントが開かれている。例えば北京では、「北京2018年お見合い大会」が開催中である。

 これは、10月13日から12月9日までの毎日午後6時から9時半まで、中央商業地域の中心地の国際貿易センター、中国外務省がそびえる朝陽門、北京で一番美人が多いと言われる北京外大がある魏公村の3か所で、計800人の若者にお見合いの機会を与えるビッグイベントだ。だがやはり、申し込みは男性の方が多いようで、すべての青年がハッピーになるとは言えない。

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46172 0 深読み 2018/10/14 07:00:00 2019/02/12 16:11:09 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20181012-OYT8I50066-T.jpg?type=thumbnail

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