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増える「修学旅行の民泊」でトラブルや不安の声

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こんなトラブルが相次いでいる

(画像はイメージ)
(画像はイメージ)

 受け入れ先の家庭のほとんどが、誠意をもって生徒を受け入れている。しかし、例外もあり、ビックリするようなトラブルが生じている。生徒や学校関係者に聞いたところ、以下のようなケースがあった。
 

 「女子生徒が滞在した部屋に民泊先のおじさんが一緒に寝ていた」
 「釣りをするはずが海水浴に変更になり、海に飛び込んでケガをした」
 「農業体験の予定が収穫する農作物が何もなく、土を掘る作業ばかりだった」
 「職業体験と聞いていたのに、実際は観光地ばかり回っていた」
 

 受け入れる家庭が、生徒の身勝手な行動に頭を抱える例もある。
 

 「生徒が夜更かしをし、昼過ぎまで寝ていて困った」
 「生徒が勝手に家を抜け出し、友だちが滞在する別の家で寝泊まりしていた」
 「食事中もスマートフォンばかりいじっていて、会話ができなかった」
 

 全員が1か所の宿泊施設に滞在する修学旅行と異なり、生徒を複数の一般家庭で預かってもらうため、教師の見回りや注意の目が届かないという問題もある。

 滞在先の家庭によっては、「はるばる来たのだから」「大目に見てやるから」と、生徒に地元の酒を勧めてしまったということもあったという。

回避できるはずの想定内リスク

 事前に想定できるリスクもある。

 一つは、それぞれの民泊先の家庭には、それぞれ違った生活があるという当たり前の事実だ。その生活スタイルの違いを含めて、「異文化」を味わうことが本来の民泊修学旅行の目的でもある。だが、その差異が許容範囲かどうか。それぞれの民泊先があまりにも違い過ぎ、平等性を担保できず、生徒の不満が噴出することもたびたび見られる。
 

 「出された食事がほかの家庭よりも極端に少なかった」
 「他人の家の風呂に入るのに抵抗があり、シャワーで済ませた」
 

 二つ目は、民泊先の生活と普段の生活とのギャップだ。習慣の違いに、精神的なダメージを受ける生徒もいる。
 

 「酪農作業を体験する機会があったが、家畜のにおいで気分が悪くなった」
 「和式のトイレだったため、ずっと我慢していた」
 

 それぞれの家庭は、ホテルのように清潔で均質というわけにはいかない。

 極端に常識離れしたケースであれば問題外だが、一般家庭に滞在することを考えれば、想定できるようなリスクには十分な対応をすべきだ。保護者や生徒への十分な説明もなく、事前の指導不足も引き金となって、想定内だったはずのリスクをトラブルに変質させてしまうことはよくある。

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45922 0 深読み 2018/10/23 07:00:00 2019/02/02 19:58:49 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20181018-OYT8I50034-T.jpg?type=thumbnail

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