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増える「修学旅行の民泊」でトラブルや不安の声

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それでも修学旅行で民泊が選ばれる

(画像はイメージ)
(画像はイメージ)

 旅行会社や学校は、このようなリスクとトラブルについて把握しているはずだ。にもかかわらず、なぜ民泊修学旅行が採用されるのか?

 ある旅行会社の担当者はこんなことを言う。

 「いろいろなプランを提案しても最終的に決定するのは学校。最近は旅程に民泊が入っている企画が好まれる」

 民泊が採用される理由の一つは、教師の負担軽減につながる点だという。民泊先に生徒を預けている間、教師は生徒の管理から解放される。3泊4日の修学旅行なら2泊を民泊、2泊3日ならすべてが民泊という行程もある。

 ある学校では、生徒は一般家庭に民泊だが、引率の教師たちはホテルなどに滞在する。そして、連絡係の教師以外はプールやビーチでのんびり過ごしているという。多忙化が問題となる教育現場で、教師の息抜きを否定するつもりはない。

 しかし、リスクがあることが分かっている旅行中、まして他人に生徒を預けている最中に、トラブルの警戒を緩めてしまうのは問題である。

 「民泊だと教師が楽だから」。民泊修学旅行を採択する理由として、こんな本音を漏らす教師は多い。これでは、トラブルがなくならないばかりか、いつか、生徒が深刻な事故に巻き込まれる危険すらある。

学校は旅行会社に丸投げ

 企画、手配、事前交渉、準備……。修学旅行は旅行会社に“丸投げ”状態という学校も珍しくない。もちろん、プロに任せたほうがいい部分もある。しかし、修学旅行は大事な学校行事の一つだ。旅行会社の協力やアドバイスを得つつ、安全・安心のイニシアチブは教師がしっかりとってほしい。

 修学旅行に民泊を組み込むなら、次のようなことを心がけたい。
 

 ・想定できるリスクについて、旅行会社、受け入れ家庭、保護者らで情報を共有する
 ・下見の際に受け入れ先となる各家庭を訪ね、教師が注意事項を伝える
 ・生徒の滞在中も教師が受け入れ家庭とミーティングの機会を設ける
 

 「先生はどうせ何もしない」「旅行会社に任せっぱなし」。修学旅行を長年担当してきた旅行会社のベテラン社員はこんなふうにこぼす。ホテルや旅館ならトラブルはその後の営業に影響するため、教師とともに目を光らせるスタッフがいる。

 これが民泊となると、受け入れ家庭が、学校や教師からあれこれと注文をつけられるのを嫌う傾向がある。関係者みんなが、楽なほう楽なほうへと向かおうとする雰囲気になっているという。「驚いたことに、旅行当日まで滞在する自治体の名前を知らないという先生もいたほどです」

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45922 0 深読み 2018/10/23 07:00:00 2019/02/02 19:58:49 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20181018-OYT8I50034-T.jpg?type=thumbnail

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