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「業界猛反対」のウーバーが活躍する小さな街

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 スマートフォンのアプリなどを通じて、車で移動したい利用者と、ドライバーを結びつける「ライドシェアリング」。米ウーバーテクノロジーズ(ウーバー)のサービスが世界的に知られているが、公共交通網が張り巡らされている日本ではほとんど普及していない。しかし、住民の「足」として活躍する小さな街が日本海沿岸にある。現地を視察し、サービスを利用したという専修大学教授の中村吉明氏が、普及への課題などを解説する。

実は運行できる「白タク」

「ささえ合い交通」の車両(9月、京都府京丹後市で)=筆者撮影
「ささえ合い交通」の車両(9月、京都府京丹後市で)=筆者撮影

 ウーバーは今年9月、名古屋市で本格的にタクシーの配車サービスを始めると発表した。

 日本の大都市では、ウーバーはタクシー配車用のアプリとして利用されるケースが大半だ。なぜ、米国などのように一般人が他人を乗せて走るサービスに活用できないのだろうか。

 日本では、「第二種運転免許」を持たない人が、運賃を受け取って自家用車に乗せる行為を、いわゆる「白タク」として禁止しているからだ。

 しかし、特例的に白タクを合法的に運行できるケースがある。政府に道路運送法に基づいた「公共交通空白地有償運送制度」の登録をすればいいのだ。タクシーなどの公共交通機関だけでは十分なサービスが提供できないと政府が認める地域に限り、非営利のNPO法人などに「白タク」の運行を認めるという制度だ。

 同制度を使っている地域は全国に多数存在するが、ウーバーを活用しているのは全国で京都府京丹後市にあるNPO法人だけだ。筆者は、運営の実態などを知ろうと、9月に同市を訪ねた。 

 

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