年収1000万円超でも老後資金不足のナゼ

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貯蓄額の目安は?

 安心した老後を過ごすためには、気が付いたときからでよいので、手取り年収の25%を貯蓄に回すことを目標にしてほしい。これは「四分の一天引き貯金法」と言われ、明治時代に林学博士として明治神宮の森(東京都)などを設計した本多静六博士の提唱した方法で、博士は勤倹貯蓄の生活と投資で大きな財産を築いた。この教えは今でも十分参考になる。手取り年収の25%を貯めると、3年働けば1年分の生活費ができる。

 そうはいっても、25%貯めるのは大変だ。ボーナスの割合が高い人はボーナスから多くためてもよい、あるいは月1万円しか余裕がなければ1万円から始めてもよい。

 子どもの教育費がピークの時期は一時的に10%程度でも仕方ないが、その分、子どもの教育費負担がなくなり、住宅ローンが完済した後には30%貯めるなどの工夫が必要だ。

貯蓄分を先にどけておく

写真はイメージです
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 毎月の赤字垂れ流しをストップさせる方法も提案したい。毎月の給与もボーナスも、自動で定期預金の積み立てに回すなどの仕組みを作ることだ。先に外してしまうことで、あるだけ使ってしまっても貯蓄できる効果がある。

 最初は0からスタートしたとしても、慣れてきたら年収の15%を貯めるなど“負荷”をかけていく。毎月の収支が固定費でカツカツな人はボーナスから貯める方法を考えてもよい。

 定年前の現役時代の生活レベルを下げるのは難しい。現役時代から「身の丈にあった、収入に見合った生活と幸せ」を考えておく必要があるのだ。

プロフィル
花輪 陽子( はなわ・ようこ
 1978年、三重県生まれ。青山学院大学国際政治経済学部を卒業。外資系の投資銀行に入社。2009年にリーマン・ショックの影響で夫婦が同時期に失業。後にファイナンシャルプランナーの資格を経て独立。現在は生活の拠点をシンガポールに移し、東京やシンガポールで講演活動を行っている。CFP認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士。著書に『夫婦で年収600万円をめざす! 二人で時代を生き抜くお金管理術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。ホームページは( http://yokohanawa.com/ )。

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無断転載禁止
48955 0 深読み 2018/11/12 14:30:00 2019/01/22 16:16:54 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20181109-OYT8I50063-T.jpg?type=thumbnail

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