「今日の夕食どうしよう?」問題が解決しない理由

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“場当たり的レシピ”から解放されたい

(画像はイメージ)
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 博報堂生活総合研究所が行っている「生活定点」調査(2018年)によると、「料理の番組や雑誌の記事が私の料理の先生である」と回答した割合は10.2%でした。16年よりも2.6ポイント、1998年と比べると11.5ポイントそれぞれ減少し、過去最低を記録しました。

 スマートフォンやタブレットを使い、クックパッドやクラシルといったレシピサイトで、食材名や調理法を検索すれば、多くのレシピがヒットします。そして、「これなら作れそう」と思ったレシピを“場当たり的”に作ることで、ようやく、「今日の夕食どうしよう」問題から解放された主婦たちの姿が思い浮かびます。

 そんな綱渡りのような献立との闘いを繰り返していると、気づくことがあります。

 同じようなメニューなのに、レシピ発案者によって食材の切り方や火加減、調味料を入れるタイミングが微妙に異なります。レシピ発案者に聞くわけにもいかず、その作り方の根拠もどこにも書いていないので、疑問はそのままやりすごされてしまいます。

 「なぜ油が温まる前に食材を入れるのか」「塩少々ってどれくらいなのか」「いったん火を止めるのはどうして」……。日々積み重なるこうした疑問や、もやもやとした違和感に答えがほしくなります。

 料理本を手にとるのは、そんなときなのかもしれません。

なぜ、女性は料理に悩むのか?

(画像はイメージ)
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 レシピを検索したり、料理本で勉強したり……。なぜ、女性はこれほどまでに料理に縛られているのでしょうか。

 冒頭の「女なんだから、料理ぐらいできないと」は今や死語となって、「料理上手」は結婚の必須条件でもなければ、モテる女性の武器とは限りません。

 あらかじめ食材がカットされ、調味料も適量が準備されているミールキットや、外食を自宅まで届けるウーバーイーツなど、忙しい女性たちを支えるサービスがめざましく成長しています。スーパーの総菜やコンビニの中食もバリエーションが増え、味や栄養の面で不安があるということもありません。おいしい冷凍食品だってたくさんあります。

 共働きで夫婦ともに忙しいという家庭も珍しくありません。食材をすべて買いそろえ、電気やガスを使うことを考えれば、出来合いのもので済ませたほうが安上がりというケースだってあります。

 ライフスタイルの変化を考えれば、わざわざ手料理に固執する必要もなくなったはずです。

 なのに、手作りの料理にこだわる考えは、女性に根強くあります。背景には「料理が愛情表現の一つ」という呪縛があるためでしょう。

 

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48991 0 深読み 2018/11/13 07:00:00 2018/11/13 07:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20181112-OYT8I50031-T.jpg?type=thumbnail

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