崖っぷち「東京ウォーカー」は刷新で再起可能か?

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

にぎやかでオトクな雑誌へ

人気漫画家が描くコミックエッセーはリニューアルの目玉だ
人気漫画家が描くコミックエッセーはリニューアルの目玉だ

 最近の情報誌の主流は、「ワンテーママガジン」「一特主義」だ。ある特定の街にスポットを当てた特集や特定のグルメをクローズアップさせる。例えば、「恵比寿」「吉祥寺」といった人気の地域を紹介したり、「餃子」「パン」などの話題の食をテーマにしたりする。

 こうすれば、関心のある人はその号だけでも雑誌を手にとってくれる。

 これに対し、東京ウォーカーは表紙に複数のキーワードを押し出すことにした。リニューアル号の表紙は「焼肉」「回転寿司」「スーパー銭湯」の文字が踊る。にぎやかで多くの情報が詰まっているイメージを持ってもらうことでお得感を打ち出した。

 ネットなどで人気の漫画家を集め、13本のコミックエッセーをスタートさせた。ありきたりのお店紹介にならないように、都内の有名店に限らず、千葉や神奈川の「辺境」にある焼き肉店へも足を延ばした。

東京ウォーカーなんて興味ない

東京ウォーカー流クリスマスは「おひとりさまも大暴れ!」
東京ウォーカー流クリスマスは「おひとりさまも大暴れ!」

 編集部員それぞれがおもしろがって作り、熱量のこもった雑誌に仕上がった。スポンサーや書店員の反応は上々。飲料メーカーから新たに広告を入れたいと声をかけてもらえた。店内の一番目立つところに平積みしてくれる書店もあった。

 ところが、リニューアル号の発売日の10月20日、都内の書店で店頭に立ってみると、現実は厳しかった。

 「東京ウォーカーなんて興味ない」

 「東京ウォーカーがリニューアルしようがしまいが関係ない」

 こんな冷ややかな反応を目の当たりにした。

 ただ、SNSなどで拡散される評判は必ずしも悪くなかった。リニューアルから1か月。販売部数はリニューアル前を上回り、まずまずのスタートを切った。独身者の利用が多いとされるコンビニで購買数が伸びている。これまで半々だった男女比は、男性の割合が上がった。

 シングルをターゲットにした戦略は確実に数字に表れてきている。

1

2

3

4

無断転載禁止
51600 0 深読み 2018/11/20 11:20:00 2018/11/20 11:20:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20181120-OYT8I50003-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

アクセスランキング

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
The Japan News
発言小町
OTEKOMACHI
ささっとー
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
YOMIURI BRAND STUDIO
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ