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中高生部活女子の長時間練習が特に危険なワケ

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 スポーツの指導者が、女性の心と体に関する正しい知識を持たないまま、女子選手に誤った指導をすると、無月経や疲労骨折につながる可能性がある――。そう指摘するのは大学教授や医師などのメンバーが所属する順天堂大学「女性スポーツ研究センター」(東京都文京区)の小笠原悦子センター長と鯉川なつえ副センター長だ。成長期にある中高生の運動部などでは特に注意が必要だという。最新の研究成果を基にした適切な指導方法を聞いた。(聞き手・メディア局編集部 河合良昭)

月経の知識ない危険な指導者も

画像はイメージです
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――女子の運動部を指導する男性監督やコーチの中に、月経期間中で体調が悪いのに適切な対処や配慮がなかったり、生徒の不安な気持ちを理解できず、「甘ったれるな、気合が足りない」などと注意したりするケースがあるそうです。女子のスポーツ離れも招いているようで、スポーツ庁が公表した運動部の参加率(2016年度)は中学女子が54.9%で男子の75.1%より20.2ポイントも低く、高校女子が27.1%で男子の56.4%より29.3ポイント低くなっています。

 小笠原「月経時は集中力の低下や不安などの症状が表れます。月経が始まっていなくても、『何か変だな、イライラするな、なんでこんなに感情的になって涙が出てしまうのだろう』と悩むときがあります。たいてい、その後、月経になります。月経前症候群(PMS)で、『部活をサボって遊びたい』のが理由ではありません。しかし、知識のない指導者は、月経時でないと分かると、選手に話を聞くこともせずに、怠けや反抗的な態度と受け取り、厳しく叱り付けてしまうことがあります。これでは選手のモチベーションを著しく低下させてしまいます。現状では、中学、高校の女子生徒が、指導者に自分たちの体や心のことを理解してもらえず、運動しようという意欲がそがれている人もいます。そのことがスポーツ参加率の低下につながっているといえます」

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