3億円事件半世紀…「警官の息子犯人説」の舞台裏

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空前の大捜査…しかし時効成立

警察が公表したモンタージュ写真
警察が公表したモンタージュ写真
捜査本部には大量の情報が寄せられた
捜査本部には大量の情報が寄せられた

 犯人が残した偽白バイを調べたところ、盗んだバイクを白く塗り替え、本物に似た赤色灯やメガホンなどを取り付けていた。後部座席の書類入れは、クッキーの空き缶を使って偽装していた。こうした品に加え、現場に残された発炎筒や、逃走に使った車など大量の遺留品があったが、犯人にたどり着くことはできなかった。盗品や大量生産品が多く、購入者の特定には至らなかったのだ。

 捜査本部は銀行員らの証言から、犯人のモンタージュ写真を公開した。「これがさらに捜査対象を膨大にした」と田中さんは言う。

 

 「公開されたモンタージュ写真を手に、記者も現場周辺の住民に見覚えがないか聞いてまわった。すると、捜査本部に『家にモンタージュ写真を持って男が話を聞きに来たが、その男が写真に似ていた』と110番通報をされてしまった。私も何度も犯人ではないかと疑われた。当時、20歳代の若い男で、ヘルメットをかぶせたら似てしまう人は多くいた。情報提供が捜査本部に数多く寄せられ、捜査員はそれに振り回されていた」

 

 その結果、捜査本部は時効成立までに、疑いをかけた11万4368人と情報提供された2万5357件に対し、のべ17万1805人の捜査員を投入することを余儀なくされた。


 

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52846 0 深読み 2018/12/07 07:00:00 2018/12/07 07:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20181205-OYT8I50023-T.jpg?type=thumbnail

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