3億円事件半世紀…「警官の息子犯人説」の舞台裏

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3億円事件を推理する

中央は乗り捨てられた現金輸送車。侵入路も逃走路も狭いことがわかる
中央は乗り捨てられた現金輸送車。侵入路も逃走路も狭いことがわかる

 その後も有力な手がかりをつかめないまま月日は過ぎた。社会に衝撃を与えた事件だけに、世間には様々な「犯人像」が流布した。捜査本部も「単独犯」か「複数犯」かで意見が分かれた。

 田中さんは、未解決である以上、どんな推理にも可能性はあるとした上で、自身は「複数犯」ではなく「単独犯」と考えていると話す。一見、鮮やかに見える手口も、悪運と偶然が重なり、上手(うま)くいったように見える部分もあり、かなり「危険な賭け」をしているとうかがえることがその根拠だ。

 

 「犯人は、偽白バイを隠すためにかけておいたシートを引きずったまま現場まで走り、その場に残している。現金輸送車の動きを観察した後、慌てて偽白バイに乗り換えたためだ。複数犯なら仲間が現金輸送車を追い、もう一人が(あらかじ)め偽白バイに乗って待ち構え、合図を受けてからスタートすることができたはずだから、こうしたミスは防げただろう。現金輸送車をカローラに乗り換える現場に向かう道と、そこから逃走する道はいずれも車1台がやっと通れるほど狭く、対向車が来たらすれ違えず、逃走できなかったかもしれない。複数犯であれば、予め対向車が進入して来ないように共犯者が何らかの措置をとるのが自然だ。また、これだけの大金を複数で分けたら、配分を巡って必ず仲間割れするはずだが、それもない。こうした理由から、私は単独犯だと思っている」

 

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52846 0 深読み 2018/12/07 07:00:00 2018/12/07 07:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20181205-OYT8I50023-T.jpg?type=thumbnail

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