「寝たから大丈夫」のはず…翌朝に飲酒運転のワケ

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 アイドルグループ「モーニング娘。」の元リーダーが飲酒ひき逃げ事件で逮捕・起訴され、有罪判決を受けた。事故が発生したのは午前7時頃だった。このように酒を飲んで夜が明けてからの事故が相次ぎ、警察も取り締まりを強化している。摘発された人が「(酒を飲んだ後に)寝たから大丈夫だと思った」などと話すケースもあるという。忘年会や新年会などでお酒を飲む機会が多い時期。お酒を飲んだら、どのくらい運転を控えなければならないのか、久里浜医療センター(神奈川県横須賀市)の医師・瀧村剛さんに聞いた。(聞き手・メディア局編集部 河合良昭)

寝るとお酒は抜けにくい

 昨年、全国で朝の時間帯(午前5~10時)に摘発された飲酒運転は4157件あり、多くが前夜の酒が体内に残ったままだったと考えられています。警察では朝の飲酒事故を減らすために、この時間帯の検問を強化していて、警視庁は昨年、計126件を摘発しました。飲酒運転の摘発(879件)の約14%を占めています。摘発された人の多くが酒を飲んだ後、「少し寝たので大丈夫だと思った」と話しているといいます。

 健康総合企業のタニタ(東京都)が11月に行った調査でも、社用車を運転することがある人の約37%が、「お酒を飲みすぎても一晩寝れば運転しても大丈夫だと思う」と答えています。

 「睡眠をとれば、アルコールの分解が促進されるということはありません。逆に、肝臓への血流が低下し、分解は遅くなります。体内に入ったアルコールは主に小腸で吸収され、血液中に入り全身を巡ります。肝臓に運ばれると酵素の力で『アセトアルデヒド』に変換されます。さらに、別の酵素で酢酸に変換され、その後、体内で水と炭酸ガスになり、体外に排出されます。寝ている間は全身の血流が緩やかになるために、肝臓へ入る血液量も低下し、アルコールの分解が遅くなると考えられています」

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55045 0 深読み 2018/12/19 07:00:00 2019/02/14 11:24:52 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20181217-OYT8I50040-T.jpg?type=thumbnail

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