孤独が楽しい…ヒロシもはまる「ソロキャンプ」

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若い女性もソロキャンプ

(画像はイメージ)
(画像はイメージ)

 もう一つの要因として考えられるのは、2018年に放送された「ゆるキャン△」というテレビアニメです。山梨県周辺のキャンプ場でレクリエーションや野外調理といったアウトドアを満喫するというストーリーです。この中に、ソロキャンプをする女子高生が登場します。

 舞台は、冬、富士山が見える湖畔のキャンプ場で、慣れた様子でテントを建てて、チェアに座り、小説を読み出します。体が冷えると、キャンプ場に落ちている小枝や松ぼっくりなどを拾い集め、火を()く様子が描かれています。

 このアニメの影響で、若い女性やこれまでキャンプをしたことがないという人が関心を持つようになりました。

 キャンプコーディネーターとして仕事をしつつ、プライベートでもキャンプを楽しんでいる私にとって、この1年でソロのキャンパーが増えたという実感を強く持っています。

 私がキャンプを始めてから10年ほど()ちますが、その頃、ソロキャンパーと言えば、バイクにまたがった渋いオジサマというイメージでした。先日、東京の郊外にあるキャンプ場に出かけてみると、平日にもかかわらず、4、5人ほどのソロキャンパーがいました。その中には若い女性の姿もありました。

 1人でキャンプというスタイルは、確実に広がっているようです。

なぜ、1人でキャンプなのか?

 気になるのは、なぜ、1人なのかということでしょう。

 親子で楽しむ「ファミリーキャンプ」、仲間で過ごす「グループキャンプ」、恋人と二人きりの「カップルキャンプ」など、自然の中で過ごすスタイルは様々あります。

 しかし、「ソロキャンプ」は、これらのどれとも似つかず、まったく別物だと感じています。

 ファミリーキャンプは、子どもが主役です。「自然と触れ合うため」「情操教育のため」「子どもとの時間を持つため」といった目的があります(もちろんキャンプ好きの親が子どもを連れ出すというケースもあるかもしれません)。

 グループキャンプは、キャンプ好きの仲間が集まってワイワイと楽しみます。役割分担をし、協力しあいながらテントを建て、火をおこして夕飯を作ります。キャンプが得意な誰かが、初心者をもてなすというケースもあります。

 いずれも、ソロキャンプとは大きく違います。誰にも頼らず自分のテントは自分で建て、自分のご飯は自分で作って食べます。とても寂しいように思われるかもしれません。しかし、すべてが“自分次第”という自由があります。

 子どもの手前だからといって無理する必要もなければ、仲間を気遣いながら寝る必要もありません。好きな時間に家を出て、好きな食べ物を持ち込んで、空腹を感じたタイミングで火にかければいいのです。

 こだわって選んだ道具に囲まれて、誰に邪魔されることなく、自分の時間を過ごすことができるのです。だれかと合わせなきゃいけない2人以上のキャンプに比べると、圧倒的に自由なのです。

 

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56586 0 深読み 2019/01/05 07:00:00 2019/01/05 07:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20181227-OYT8I50082-T.jpg?type=thumbnail

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