4000万人が方向オンチ?なぜ、迷うのか

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「なんとかなる」が危ない

(画像はイメージ)
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 現代はスマホでほとんどのことができるようになりました。ということは、方向オンチもあえて改善する必要がない時代になったとも言えます。

 スマホの地図で行きたい所を示して、それを見ながら進めば目的地にたどり着くことができるはずです。いちいちアンカーなど打たなくても良いと言えば、その通りかもしれません。

 しかし、便利になったがゆえに、事前の準備を怠ったり、「なんとかなる」と高をくくったりし、かえって道に迷うようになったという話も聞きます。

 スマホで地図を確認したり、ナビが音声ガイダンスをしたりしてくれるようになったとはいえ、それでも迷ってしまうということはあります。特に、都会の巨大ターミナル駅は、人の往来が激しく、まっすぐ進むだけでも困難です。地下街に入り込めば、自分が今どこにいるかもあやふやになります。

 そこで、巨大駅で迷わない攻略方法を紹介しましょう。

【攻略方法1】必要な情報だけを残していく

 巨大駅で迷ってしまうのは、出口、通路、店舗などが多すぎるためです。そのほとんどは、目的地へ向かうのに必要のない情報です。関西からディズニーリゾートへ向かうという目的なら、〈1〉東京駅で新幹線を降りる〈2〉八重洲南口へ向かう〈3〉京葉線連絡通路を進む〈4〉京葉線に乗る――というプロセスになります。丸の内出口の場所や総武線のホームなどといった情報は必要ありません。

【攻略方法2】自分なりの移動ルールを決める

 大阪駅や渋谷駅などのように、降りたホームから出口までいくつものルートがある複雑な駅があります。なぜか、まっすぐ進んでも出口にたどりつけないという通路もあれば、一度階段を上って、また降りるなんていうパターンもあります。こういう駅を利用する場合は、事前にしっかりと調べて、自分なりにベストアプローチを決めることが大切です。巨大駅を利用した人は少なくないはずですから、経験者から“脱出法”を聞いておくことも有効です。複雑怪奇な巨大駅は、さすがに最初は戸惑うでしょう。それでも、決して焦らず、落ち込まず、途方に暮れないことです。

方向オンチ改善は脳トレ

 人間の脳は、95%近くが使われずに休眠状態にあると言われています。

ただでさえ使っていないのに、スマホなどの便利な道具に頼りすぎて、さらに使わなくなってしまっている可能性があります。脳が怠けていくのを何もせずに見過ごすのではなく、脳を活性化したほうが人生は楽しくなるに違いありません。

 方向オンチの改善は、普段から気軽にできる脳のトレーニングなのです。タクシー運転手の脳が鍛えられて、記憶力が強化されたように、人間の脳の可能性は依然として無限大なのです。

 仮に東京のど真ん中で迷ってしまっても、スマホに頼りっきりになるのではなく、適度におつきあいするツールと考えてみてください。

 「どうすれば、このダンジョンから抜け出せるのか」。ロールプレイングゲームの攻略法を考えるように頭を使うことになります。

 「誰に聞けば的確に教えてもらえるのか」。行き交う人の中から、土地勘のありそうな適任者を見極めるのもトレーニングになります。

 一度訪れた場所なら、自分の中のアンカーを思い出すようにしてみましょう。

 こんなふうに脳が活性化されていけば、方向オンチだった時の自分には見えなかった、新しい光景や出会いが待っているかもしれません。

 

プロフィル
北村 壮一郎(きたむら・そういちろう)
 1974年、大阪府生まれ。「ミッツカール」代表。ダイビングインストラクター時代の海中ナビゲーション術を活用した日本初の方向オンチ改善のメソッドを開発。著書に「 地図をグルグル回しても全然わからない人の方向オンチ矯正読本 」(秀和システム)がある。方向音痴改善レッスンは こちら

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434191 0 深読み 2019/02/07 12:19:00 2019/02/07 17:15:38 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20190206-OYT8I50032-T.jpg?type=thumbnail

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