平成ジャンプにゼロ婚…結婚式は駆け込み特需?

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 5月の改元や10月に予定されている消費増税などで、ブライダル業界では結婚式の駆け込み需要への期待が高まっている。費用を抑えてこぢんまりと行う「ジミ(地味)婚」や結婚式や披露宴をしない「ナシ婚」が増える傾向の中で、ブライダル業界は持ち出しなしで行える「ゼロ婚」というプランを打ち出すなど需要喚起に躍起になっている。ブライダルコンサルタントで明星大学経営学部の特任教授を務める江口貴彦氏に昨今の結婚式事情について寄稿してもらった。

「平成ジャンプ」回避で駆け込み?

(画像はイメージ)
(画像はイメージ)

 「平成ジャンプ」という言葉をご存じだろうか?

 この言葉は、「昭和生まれの人が平成の間に結婚をせず、未婚のまま平成時代を飛び越える」ことを意味しており、ツイッターなどのSNSで広まった。2018年12月にNHKの公式ツイッターがこの言葉を紹介したことで、批判も含めて話題となった。

 「平成ジャンプ」の期限が迫っていることに加え、19年10月に導入が検討されている消費増税を見据え、ブライダル業界はにわかに沸き立っている。

 平成ジャンプを回避したいと考えるカップルや増税前に披露宴を挙げようという駆け込み需要を、なんとかとりこもうと躍起なのだ。

「経済的事情」で結婚式を断念

 そんなブライダル業界で、最近、ひときわ注目を集めているのが「ゼロ婚」という挙式・披露宴のスタイルだ。

 ゼロ婚は、参列者から受け取るご祝儀で、すべての費用をまかなう結婚式のパッケージ商品である。挙式・披露宴の前にまとまったお金を支払う必要がなく、「貯金がない」「親に頼りたくない」「ローンを組みたくない」といった場合でも、結婚式が実現できるとうたっている。当事者2人の持ち出し費用が「0(ゼロ)」だから、ゼロ婚というわけだ。

 結婚情報誌「ゼクシィ」の「結婚トレンド調査2018」によると、挙式・披露宴の費用は平均約357.5万円(招待客69.4人)。最近では、婚姻届を出すだけで挙式・披露宴をしない「ナシ婚」というカップルも珍しくなくなった。口コミサイトを運営する「みんなのウェディング」が2018年8月に発表したアンケート調査によると、「ナシ婚」を選択した理由について、最も多かったのが「経済的事情」(21.8%)だった。結婚式に充てる費用を、新婚旅行、貯金、子どもの養育費に回したいという回答が上位を占めた。

 経済的事情でナシ婚を選ぶカップルが多い中で、負担軽減をうたう「ゼロ婚」は新たな門出のスタイルとして歓迎されるのだろうか?

 

1

2

3

4

無断転載禁止
437392 0 深読み 2019/02/09 08:08:00 2019/02/14 11:51:30 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20190207-OYT8I50024-T.jpg?type=thumbnail

おすすめ記事

読売新聞購読申し込み

アクセスランキング

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
発言小町
OTEKOMACHI
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
The Japan News
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ